MYITTAの工房

日々のくらしや手作り、ときどきミャンマー

カテゴリ: ミャンマーへの旅

メティッラーで毎回泊っているコテージタイプのホテルでは、目下ガーデンの整備中らしく、あちこちで大きな樹木を植えこむ作業中でした。私たちが泊ったコテージのテラスの外には、既に大きくなったバナナの並木道が。

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観賞用なのだと思いますが、あまり大きいので、コテージのテラスが暗くなるほど。
娘は目ざとくも、葉の間からバナナの実がなるのを見つけて大喜びです。
バナナは、その花(?)もとても大きくて紫色の不思議な形をしています。

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この花弁のようなものが一枚、また一枚と上に開いて、その間に詰まった小さなバナナの房が育っていくようです。見れば見るほど、なんとも大胆でトロピカルな姿です!次に来るときには、この庭がどうなっているのか楽しみです。

エーヤワディー東岸の町ピイ近郊にあるピュー時代(4〜9世紀)の遺跡を訪れた際、予定外にエーヤワディ川を渡る機会に恵まれました。対岸にあるピュー時代にゆかりのあるパゴダを参拝することになったのです。

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考古学部の学生たちと合流し、20人くらいでにぎやかに川岸に降りると、チャーターしてあったモーターボートがこちらに近づいてきました。一瞬まさかあれ?と思うような、木製の小舟。北朝鮮の難民が日本海に流れ着いたときの木製の船を彷彿とさせる・・・。

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岸から船に向かって渡された幅15センチほどの木板を渡って船に乗り込んでみると、船底には水が入り込んでいて、若者が手桶でその水をかき出しています。搭載されているモーターエンジンは剥き出しで、小さいがやたらとウルサイ。もしもの場合の救命胴衣や浮輪など、もちろん搭載されていません。

大海に漕ぎだす難民のような心持ちで、いざ出発!壊れずに目的地に到達できますように!みんな、いつも使っているのだから、きっと大丈夫!

果たして、乗り心地はさほど悪くはありませんでした。そして昔教科書でイラワジ川という名で習った広大なこのエーヤワディー川を渡っているという実感は、感動ですらありました。流れはおだやかで、水しぶきは心地よく、景色も素晴らしい。渡るといっても川を上流に向かって数キロさかのぼるような位置に向かっていたため、30分と聞かされていた道のりは小一時間くらいのものでした。途中、対岸には竹やわらで編んだ小さな高床式住居が並ぶ漁師の村が見えたりしたほかは、行き交う船もほとんどないネイチャーワールド。

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やっと目的の船着き場に到着するも、もちろん護岸工事など何も施されていない砂浜状の岸に、例の幅15センチの板をかけて渡り下りたのでした。

パゴダ参拝もちょっと山を登る、と聞いていたのが、結構な山登り。誰も数えたことがないという膨大な階段を上ってのエクスカーションとなるのでした・・・(つづく)。

民主化プロセスが急ピッチで進められているミャンマー。
久しぶりに訪れた主人の故郷メティッラーは、政治的な変化の影響はほとんど感じられない、今までと変わらぬ街の景色がひろがっていた。多分、庶民の多くは、諸外国で盛んに報じられている政治的な方針転換にはあまり関心がないように見える。

それでも、やや新しい車が走っている姿を目にしたり、プリントTシャツにジーンズ姿の若者が増えたり、TVや広告に韓流の風が見えたり、といった変化は見える。

そして馬車の数が減った。

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馬車は渋滞を引き起こしたり、排泄物の問題もあって、しばらく前から馬車専用の測道を通らなければならない区間も多くなった。馬車用の道は舗装されていないところも多く、でこぼこで土煙がひどいし、遅い。値段は安いが、不便さは否めず、今では乗る人がめっきり減ったという。おそらく、娘が次に来るころには一段と減っていることだろう。

だから、今回は娘と馬車に乗ってみた。主人が道でひろったのは、毛並みが美しい3歳の若い馬がひく馬車だった。手綱をひくのも若者だ。近頃、めっきり乗客が少なくなって、ぜんぜん儲けがないという。案の定、揺れるし、ほこり臭いし、遅い。でも、景色がよく見えるし、街の匂いもわかるし、ほんとに楽しかった。

家まで20分ほどの道のりで、50円ほど。
そのうち、観光用の馬車しかなくなると3000円くらいにはなるのだろうか。

ミャンマー南部、ベンガル湾に面した半島部の海岸は、知られざる真珠の産地です。日本の某大手真珠メーカーもこの地に養殖場をもっています。南海真珠として販売されるその真珠は、白ばかりでなく、シャンパンイエローや淡いピンク、グレーなど、様々な色があり、大粒のものが多いことも特徴です。温かみのある大粒の南海真珠は、なんともおおらかな高貴さを漂わせています。

高い値段で取引される形が真円に近い真珠は、ほとんど海外で売られてしまうので、ミャンマー国内に流通する真珠の多くは、多少色や形にばらつきのある愛嬌のあるものばかりです。日本の高級店に並ぶ真珠のような近寄りがたいほどの高貴さではありませんが、淡い色合いのなかに清楚な美しさがあります。真珠とエスニックなシルバーのビーズを組み合わせて作られたアクセサリーなども、この土地ならではのセンスで何とも魅力的です。

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以前、ミャンマーの友人から頂いた白い真珠のセレモニーネックレスは、少しつぶれたお団子型の粒を連ねて作られていました。形が少し違うだけなのに、なんだか、これまでのパールネックレスのイメージと違っていて、なんともふくよかなのです。おおらかなお国柄が出ているように感じます。

『アジア・美の様式 下 東南アジア編』、J. ボワスリエ著、石澤良昭訳、1997年(オリジナル版La grammaire des formes et des styles,1978)

東南アジア美術の権威、J. ボワスリエによる本書では、ページ数は限られているものの、ビルマ(ミャンマー)の美術史についての概要が述べられている。石澤先生の和訳により、日本語で読めるという点でも貴重な一冊となっている。5世紀頃以降の遺跡や建築、美術について時代を追って、代表的な作例について紹介されている。考古学上の遺跡分布がわかる地図と、線画による図の資料がついていて、視覚的にも理解しやすい。

Gakkou昨年ミャンマーの主人の実家に行ったとき、1歳半の娘をつれて、主人の母校の小学校に遊びにいきました。

木と竹を編んだ壁にとたん屋根をかけた、平屋造りの校舎のその学校は、よく日本で見る、いかにも東南アジアの貧しい学校、という風情です。でも木々に囲まれた自然いっぱいの環境は、子供にとって何よりの楽しい学び場に違いなく、まじめで優しい先生たちの雰囲気と相まって、羨ましいくらいのびのびとしていました。

久しぶりの学校で、懐かしい先生と談笑した主人は、この学校を誇らしげに私に案内してくれました。珍しい外国人訪問者を前に、たくさんの子供たちも控えめな笑みを見せながら出迎えてくれました。

ちょうど竹でできた校舎の脇には、レンガを積んだ新しい校舎を建てる工事が始まっていました。わずかばかりの寄附をするつもりで訪れていた私達は、校長先生と相談して、そのお金は新校舎の窓にガラスを入れるために役立ててもらうことになりました。

あれから1年近くたった最近のこと。
「子供たちに衛生的なトイレをつくってあげたい」
と主人が言い出しました。あの小学校訪問の時、校長先生がトイレの問題を話していたらしいのです。今のトイレは、地面に穴を掘って埋めるだけのボットントイレで、とても不衛生な状況なのだそうです。せめて新校舎建設を機にタンク式の手動水洗トイレにしたいのだが、そのためには日本円で80万円くらいかかるのだとか。

それはコンクリート製の巨大なタンクを地下に埋め、5年後とか、10年後に薬剤を入れて処理し、土にかえす、を繰り返して使うのだそう。汲み取り式ともちがうこのトイレ、実物を見ていない私にはちょっと理解しにくいのですが、主人の実家があるメティッラーでは多くの家庭が採用しているタイプのものなのだそう。主人の実家ではその工事に3、40万円くらいかかった(10年用)というから、学校でその値段というのは容量は大丈夫なのだろうか・・・・?

具体的な形はともかくとして、母校の後輩にせめて清潔なトイレを、と願う気持ちはとてもよくわかる。一般的に海外から途上国を支援したいと思っても、必要なことが膨大すぎて、何から手をつけたら良いのか、個人レベルでできることは何か、いつも悩んでしまう。できれば目に見える形で身近なところから支援したいと願う私達は、この小学校のトイレの改善を実現させようではないか、ということになった。

ニューヨークに住む姉も、そしてミャンマーに住む他の兄弟も、やりくりして少しずつ出資したいと言っている。いや、メティッラーで米屋を継いだ姉は、足りない分全部自分が払いたいという勢いだ。それなら、実現は不可能ではないだろう。

ミャンマーではこのように、学校や寺院の改修工事が寄付で賄われることが少なくないのだという。地元政府が何とかするべきインフラの問題のように見えるけれど、電気は二日おき、ガスはなし、水道は井戸水、という町では、公共事業に期待していたら、何十年先になるかわかりません。

でも、ふと思うのです。こうやって、少数の個人が自腹で出資して一つ解決したとしても、それでいいのだろうか。解決されるべき更なる課題はたくさんあるわけで・・・。

一方で、先進国には、誰かの役にたちたい、とか社会貢献したいが具体的な成果が見えないもどかしさを訴える個人や企業もたくさんいる。そういうギャップを埋める橋渡しの活動ができたら、それは兄弟でお金を出し合って、ひとつの小学校のトイレを改善するだけではない、もっと大きなものが生まれるのではないか。

学校の問題、トイレの問題や、水の問題は、世界の途上国あちこちで叫ばれている古典的ともいえる問題で、多くのNGOやボランティアがすでに取り組んでいるはず。私達も少し勉強して、母校のトイレという具体的な対象を手掛かりに、個人の枠を超えた支援の形を模索してみたいと考えている。



先日は、ミャンマーの絹織物の産地として最も有名なアマラプラに足をのばし、知人の紹介で、絹織物の工場を何件か見学させてもらいました。

木製の伝統的な機織り機がリズミカルに大きな音をたてる工場では、若い女性から年配の男性まで、さまざまな人が分業で作業を進めていました。

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糸束を糸巻きに巻きなおす人、ひたすらもくもくと下地となる生地を織る人、模様部分を織り込む作業をする人などなど。

DSC_0078 (2)百のシャトルで織るものを意味するルンタヤと呼ばれる伝統的な意匠には、本当にたくさんのシャトルが使われていました。

幅およそ107センチくらい、長さは2m前後の、女性用ロンジー一枚の模様を織り込む作業には、2人がペアになっておよそ1カ月を要する手間のかかりようです。

もちろん、模様を機械で織り込んだ布もありますが、裏を返してみれば、その仕上がりの美しさに、手織りの模様織りの良さがすぐにわかります。

ルンタヤ模様のシルクの布は、現地でも、機械織りでも1枚日本円でおよそ3千円から、手織りでは8千円から3万円くらいします。値段は、織りのきめ細かさやなめらかさ、張りの強さ、模様の細かさや色数などから判断されています。

なかなか高価なものですが、手間を考えれば納得ですね。

ミャンマー料理はほとんどが火を通したものですが、外国人の場合、大人でもお腹を壊すことが少なくありません。前回は、ミャンマー人である主人でさえ、胃腸がすっかり日本に慣れてしまったためか、ミャンマーに行ってお腹を壊していました。

なので、今回の旅行では、1歳5カ月の娘の食事は心配事でした。暑い国で小さな子がお腹を壊すと大変なので、基本的には日本から持参したレトルトの幼児食を食べさせるようにしました。ご飯系とおかず系を日数分持参したので、結構な荷物になりましたが・・・。

途中からは、現地の実家や友人の家では、ご飯などをもらって散らかしながら食べることもありました。ミャンマーのお米はタイ米に似た細長いぱさぱさとしたお米なので、娘が食べるときの散らかりようといったら・・・・。目も当てられないほどでした。

結局最後の日に熱と下痢ぎみになりましたが、一応抗生剤入りの下痢止めを飲ませた甲斐あってか、大事に至らずにほどなく治りました。

口に入れたものばかりではなく、疲れや様々な要因が重なった可能性もありますが、やはり乳幼児連れの旅は心配だらけです。

1歳5カ月の娘は現在さかんに言葉を吸収する時期です。日本では「パパ」、「ママ」、に次いで「おいしー」、名前を呼ばれると「はい!」、そのほか、「ジュー(ジュースのこと)」、「パッパッ(パッカパッカのつもり)」などのほか、大人には理解できない自分語を盛んにしゃべっていました。

そんな娘は、10日と短い時間でしたが、ミャンマー滞在中に聞きなれないミャンマー語に包まれて、ちょっと不思議そうな顔をしていました。でも、盛んに自分語を話しかけたりして、コミュニケーションをとる意欲満々の様子。
ミャンマー語で覚えたのは、ミャンマー人が顔に塗るタナカのことをさす幼児語の「カッカ」で、盛んに指さしながら言うようになりました。

日本語は多少混乱が生じたようです。滞在中から、パパのことをママと呼ぶようになってしまいました。ママもママですから、要するにパパという言葉が出なくなったのです。

言語吸収の盛んなこの時期の脳みそには、一体どんな刺激が伝わったのでしょう〜!

私自身は、これまでいろいろな言語を勉強したことがありますが、ミャンマー語はなかなか習得が難しいと感じています。発音や、ひとつの単語が短く、アクセントによって意味が変わることなどのためです。娘の場合は、今からなら簡単に身につくのでしょうけれど、残念ながらふだん完全に日本語ばかりの我が家です。

荷物は多くなりましたが、不便な地への子連れ旅行用に、いろいろ持参しました。便利だったものを紹介します。

・ポット型浄水器(1リットル用)
→現地の飲用水をこのポット型浄水器にかけてから利用。子供用の食器類を洗う時のすすぎにも使いました。

・湯沸かし器
→浄水器とセットで大活躍です。

・折りたたみ式ベビーバス
→空気で膨らませるタイプ(あわせて小型の手動空気入れも重宝しました)。ホテルでも、シャワーが高い位置についていたり、浴槽がないことが多いので。また、使い慣れているものだと本人も安心のよう。洗濯桶としても大活躍でした。

・吸盤つきフック、S字
→子連れの水回りはモノが多く、複数あると仕分けして使うのにとても便利。スポンジの乾燥用、洗面用具用、手拭きタオル用、足ふきタオル用、などなど・・・

・ジップつきビニール、手提げ型ビニール袋
→ともに大中小用意して行きましたが、意外にも大が一番活躍。小さい袋はゴミ袋としてすぐに取り出せるように、各種バッグに。

・洗濯物干しヒモと洗濯バサミ
→子連れでは洗濯物が膨大なので必須です。今回は、いつもの旅行で使っていたヒモでは短いと感じました。子連れでは長いヒモを準備すべきです。

・小分けタイプのウェットティッシュ(消毒効果のあるもの)、ポケットティッシュ
→たくさん使うけれど、大きいものよりも小分けタイプのものをあちこちのバッグに入れておくほうがコンパクトだし使いやすい。

・少し大きめのタッパー容器
→洗った食器などを一時入れたり、消毒剤のつけおき容器にしたり、子供のお風呂のときの桶にしたり、とにかくいろいろ活躍。スーツケースの中では、つぶれてほしくないものを中に入れて収納ケースにも。

・バタフライナイフ

・100円均一のおもちゃ
→飛行機の中や、待ち時間などに。壊したり、途中でなくしても悔しくない値段だし、現地の子供にお土産にもできる。

・保温のできる水筒(500ml)
→子供のミルクや飲料は粉末タイプのものを持参したので。機内でお湯をもらっておく場合などにも、このサイズが思いのほか便利だった。

・やや深めの紙皿
→子供の食器を洗う水が確保できない移動時などに。こぼしたり、よれたりしにくい深めが便利。

・大判ストール
→おしゃれはもちろん、機内の毛布代わりや温度差のある移動時に子供を抱っこしたままくるまれて上着が不要。車窓の日除けにも。

・虫除けスプレー
→蚊や虫が多い地域で、ホテルの部屋や浴室、車内などで。

・懐中電灯
→停電が多い、電気がない地域で。

私自身、先進国以外の海外に行くときは、市販の風邪薬や下痢止め、痛み止め、熱さまし、酔い止めといったよく使う薬のほかに、抗生剤(飲み薬、軟膏)を必ず持参します。

今回、子供用には、出国の前の週に風邪でかかりつけの病院に行った際、抗生剤入りの風邪薬(下痢止め効果もあるもの)、下剤タイプの解熱剤を処方してもらいました。

結局、帰国直前に娘が熱を出したので、解熱剤はとても助かりました。ただ、数が少なくてギリギリだったので、安全のためにせめて3日分用意すべきだったかと思います。

風邪薬は散薬で、少量の水かぬるま湯で溶いて飲ませる甘いタイプのものでしたが、後からひろがる苦味を嫌がって、飲ませるのが大変でした。

乳幼児に薬を飲ませるときに便利なスポイトを持参し忘れたことが反省点でした。

子供が1歳になる夏ごろ、ミャンマーにいる主人の父の容体が良くないことなどから、年が明けたら娘を見せにミャンマーに行くことになり、子供に必要な予防接種について調べました。

予防接種については、安全性の問題などもあってなるべく敬遠される方も多いですが、私自身は、仕事で環境の厳しい国などにも行っていたので、肝炎や腸チフス、破傷風、狂犬病など、さまざまな予防接種を受けていましたので、特に衛生面で心配がある場所に行く場合には、接種しておいたほうが良いと考えています。

ミャンマーは人が暖かくて素晴らしい国ですが、乳幼児にとっては衛生面はやはり心配な部分が多いのです。

しかし、なかなか予防接種についての情報はありませんでした。時期的にも、数か月しかなかったので、いくつかの予防接種を受けるには十分な時間もありません。乳幼児は、多くの予防接種を2度接種しなければならず、種類によって1週間から4週間あいだをあけなければなりません。新型インフルエンザの予防接種も、ニュースで連日耳にするものの、まだ具体的なことが決まっていない頃でした。

かかりつけの小児科の先生からは、ミャンマー大使館か、気候が似た近隣の国の大使館に確認するように言われましたが、大使館などでは、旅行では必要ないとか、詳しくは病院と相談するように、とのことで、参考になる情報はもらえませんでした。日本人が旅行で行く先は、どうせ観光地や大都市だから大丈夫、という感じです。

仕方なく、小児科の先生と相談して、行き先が、暑くて蚊が多い東南アジアであること、経由地などでさまざまな人と接触の機会があること、井戸水を使用する地域であることなどから、必要と思われる予防接種のうち、優先順位の高いものを限られた時間で接種することになりました。

その結果、日本脳炎(2回)、B型肝炎(2回)、季節性インフルエンザ(2回)、新型インフルエンザ(2回)の合計8回を接種しました。

小さい体でこんなに接種しても大丈夫なのか心配しましたが、結果的には順調に終えることができました。最後の新型インフルエンザは間に合うかどうか心配でしたが、無事出国の3日前に2回目を接種することができました。



2010年になりました。年明けから、ミャンマーにある主人の実家に行ってきました。今回は、向こうの家族に子供を見せに行くのが大きな目的で、初めて1歳5カ月になる娘を連れてミャンマーに行きました。

ミャンマー人は子供好きで、娘は家族はもちろん、隣近所の方たち、道で出会った見知らぬ方たちからも可愛がられて、アイドルでした。ほんとに生き生きと遊んでくれるので、娘はとても楽しい刺激的な旅となったと思います。

実家はマンダレーからさらに車で数時間のメティッラー。日本からは、飛行機を乗り継いで、最短でも片道1日半はかかる長旅です。しかも、現地の実家では、電気は一日中は来ないし、水も井戸水を水道につないだもの、ガスはもちろんありません。

結果的には、帰国間際に熱を出して1日寝込んだ以外、何事もなく、楽しく充実した旅となりましたが、小さな子連れでの不便な地への旅行には、当初いろいろと不安がありました。

最近では、子連れ旅の市場が活性化して、だいぶ気楽に行けるようになってきたと思います。が、さすがに不便な場所に行く例は少ないらしく、事前にいろいろと調べましたが、なかなか参考になる情報やアドバイスなどもありませんでした。

そこで、このような便利ではない場所に乳幼児連れで行かねばならない方の参考になればと思い、今回の子連れ旅での経験について、いくつかにわけて書いてみたいと思います。

・予防接種
・携行した薬
・便利グッズ
・子供の言葉の習得
・食事


来る11月7日、主人のタン・ティン・アオンがミャンマーの生活と文化を紹介することになりました。ふだんあまり日本で知られていない、ミャンマーの日常の姿をたくさんのスライドなどで紹介します。休憩時間には、ミャンマーのお茶とおつまみも楽しんでいただく予定です。
詳しくはこちら(
柏市国際交流協会)まで。

柏市国際交流協会:フレンドシップタイム
「祈りとほほえみのふるさと、ミャンマー」

日時:11月7日(土)14:00〜16:00
場所:柏市中央公民館4F会議室2
講師:タン・ティン・アォン
内容: 1500年変わらず生活に密着する仏教とミャンマーの人々の心、歴史、文化などについて
費用:会員300円、非会員500円
申し込み:11月5日(木)までに柏市国際交流協会事務局へ
Tel: 04-7144-1300 Fax: 04-7144-3020
URL:http://www.kira-kira.jp/index.html

ビルマ最大の仏教遺跡バガン(バガン遺跡(1)はこちら)は、中部ジャワおよびクメールとならぶ東南アジアの三大仏教遺跡といわれる。しかしバガンには、前二者にはない真正アーチやヴォールト架構などの建築技術に特徴がある。

石やレンガによる組積造の建造物では、窓や出入り口などの上部に架けるアーチ構造には、大まかに分けて、部材を水平にせり出して間隔を狭めてつくる迫り出しアーチと、部材を放射状に積む真正アーチとがある。後者は古代ローマなどの地中海沿岸の巨大遺跡に用いられていたが、南アジアや東南アジアでは迫り出し式が一般的である。

ところが、バガンでは真正アーチに近い技法でつくられ、頂上部が尖った尖頭アーチや、これを水平方向に連続することでつくられるヴォールト架構が数多く残っている。中には、二重に架けられたヴォールトの上下の間に空間をもつ、いわゆる二重殻になっているヴォールトも残されている。

なぜここにだけ、このような技法が用いられたのか。上部の巨大なストゥーパ状の構造物を支えるために、構造上の必要性から地元で編み出されたものなのか・・・?それとも、どこからか伝わったものなのか・・・?海のシルクロードのルートを考えれば、隣接する地域ではみられない技法が、遠方から伝わった可能性もあるのではないか・・・?

組積造建築において、アーチやヴォールト構造は、大変注目されるテーマでもある。ビルマのアーチについて学術的な研究成果が出ているのか、現時点では確認できていないが、これからも注目してぜひ調べてみたい対象である。


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ビルマ最大の仏教遺跡であり、世界の三大仏教遺跡の一つといわれるバガン。

マンダレーの南西、エーヤワディー(イラワジ)川中流域の東岸に位置し、おもに11世紀から13世紀のバガン王朝の隆盛期に建設された寺院が数多くのこっている。

3000を超える寺院があったといわれるこの遺跡の規模は広大で、40k?といわれるその敷地は、飛行機から見てもすべてを視野におさめることは難しい。

なんといっても圧巻なのはその景観で、日中の灼熱の空気にほてったように寺院群が赤く染まる夕刻、エーヤワディー川のかなたに沈む夕日をただただ眺めるのはすばらしい。

寺院やパゴダには一つとして同じ形式のものはなく、建築様式を見るのもおもしろい。

外観ばかりでなく、他の南アジアや東南アジアにはみられない、ビルマ独特のアーチ架構方法や、仏教壁画、漆喰装飾にも見るべきものがある。

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