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くらしの中の伝統美

April 15, 2015

伝統の手仕事 パン トウ デーを習いに

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ミャンマー衣装のブラウスのボタン部分によく使われる紐結び装飾に、花モチーフのものがあります。ミャンマー語でパン トウ デー〔花編み〕というこの花飾りは一つ一つ手作りのため、手芸パーツとしてはヤンゴンでもなかなか高いのです。

それを嘆いていたら、メティラーに住む親類がパントウデーを作れるという情報が!そのおばあちゃんは、伝統の手仕事を前から人に教えたがっているのですが、若い人は誰もやりたがらないと残念がっているというのです。そこで早速その手仕事を教えてもらいに行きました。

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65歳でも快活で芯の強い眼差しのおばあちゃん。挨拶も早々にすぐに作業が始まり、手仕事好きな者同士、言葉の壁も暑さも忘れて熱中しました。

まずは紐作り。生地の目に対し45度斜めに細長くカットした布にミシンをかけて裏返し、細い紐を作るのは、くるみボタンをとめるときのループ紐の作り方と同じです。

この紐を使って、花飾りを花びら一枚づつ針と糸で留めながら形作っていきます。花びらは一重から三重、数は5、6枚が美しいのだそう。菊やジャスミン、バラ、葉などの作り方を教わりました。

少し難しいのは、ボタンになるボール状の部分の結び方。先端がかなり長めのピンセットのような道具を使い、結びながら締めながら玉を作っていきます。これは日本のオリエンタル紐飾りの作り方の本にも出ているかもしれません。

おばあちゃんはテイラーから頼まれ、依頼されたブラウスの共布を使ってパントウデーを作り、縫い付けて仕上げています。年々作れる人が減り、今パントウデーが作れるのはメティラーではこのおばあちゃんだけになったそう。もったいない!
次回もまた違うテクニックを習う約束をしました。

毎回一点物のデザインが出来上がる楽しみ。ボタン飾り以外にもいろいろと応用できそうです。

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おばあちゃんのミシンコーナー。雑貨がいろいろあって楽しい。



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March 28, 2015

ヤンゴンの若者のロンジー選び

ヤンゴンに来てから、ミャンマー人の主人の知人や親戚、一緒に住んでいる姪などを通じて、ヤンゴンのいまどきの若者の価値観を垣間見る機会が増えました。

Facebookには韓国ファッションに身を固めてポーズをつけた自撮り写真が多いこと!結構ナルシストが多い⁉︎

日本の服はクオリティはいいのだろうけれど、シンプルすぎ、地味すぎてとても着れないのだそう。少し前までは喜ばれていたのに…!

地方出身者が地元に帰るときには、レーダンあたりで最新のファッションを兄弟達にお土産に買っていくのだそう。

とはいえ、依然ロンジーも女子には人気です。伝統的なロンジーの生地にも流行や最新のデザインといったものがあるらしく…選び方にはこだわりが。

長身でスタイルが良くオシャレな姪は、数ある布地のなかからとても斬新なパターンのロンジーの生地を選びます。次にそのロンジーに合うロンジー用ブラウスの生地を探して歩きます。無地の布でも厚みや微妙な濃淡にこだわらなければならないので、ハシゴする店の数は5,6件でも足りません。さらに、ボタンや飾りなどの専門店で合うものを選びます。ロンジーは必ず体にぴったりフィットじゃないとダメだそうで、縫製は絶対にテイラーで。

私も最近は影響を受けて、だんだんロンジーのセットアップにこだわる気持ちがわかるようになってきました。

最近は、伝統的なパターンを少し大胆にアレンジしたようなデザインのリバイバルも若者の間で流行っているのだそう。これなら外国人にも似合います。

やはりロンジーは気候にもあっていて、その便利さを再認識する今日この頃。積極的に楽しみたいものです。


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March 13, 2015

ナガの布でクッションカバー作成

今日は手芸パーツを買うつもりでボージョーマーケットに行ったものの、ついつい衝動買い。お土産にもなるし…と言い訳するも、結局自宅用になる予感。

ナガのテキスタイルは白地に黒と赤糸で幾何学模様のものと遭遇。ちょうど欲しかった色あいなので、帰宅後さっそく大型クッションカバーを二つ作りました。

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他にもナガのテキスタイル地のバッグ赤系と、これまた探していたモノトーンのと二つ、迷ったので一つは妹にあげるべく両方ゲット。

今日は木製品にも目が行き、黒檀のスプーン・フォークやローズウッドの櫛、鍋敷きなどもお土産用に購入。これらの木製品はバゴー産だそうです。ヤンゴンからも近いので、工房を見に行ってみたいものです。

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買う予定のなかったビーズの小さなポーチも色あいに一目惚れしてついつい購入。立体刺繍ものはマンダレーでつくっているのだそう。

生地屋街で無地の布ばかり探していると、無地のシルクもけっこう見かけました。値段は1ヤード6000チャットから12000チャットまで、店によりけりでしたが、タイや韓国からの輸入ものでした。ミャンマー産のシルクは生産量が少ないので納得ですが、やはりできればミャンマー産が欲しいと思ってしまいます。

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ともあれ、今日は朝9時半頃から行ったので、まだ駐車場も確保しやすく、最初の客だからと気前よくまけてくれるし、気持ちよく買い物できました。朝はおすすめです。続きを読む

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January 15, 2015

ヤンゴンで活躍する素敵な女性たちのお店

今日は、前から行きたいと思っていた日本人女性によるお店に足を運ぶことができました。

まずはオーガニックの野菜などを扱うGreen Hillさん。ヤンキンセンターからほど近く、自宅から近いにもかかわらず、入口が目立たなくてずっと場所がよくわからなかったのですが、友人が連れて行ってくれました。ほうれん草や春菊のようなこちらでは入手しにくいお野菜のほか、ハーブティーや雑貨もあって、小さいけれど素敵なお店です。有精卵やソーセージなんかもあり、これからは何度も通うことになりそうです。

そして、Excel Treasure Hotel近くのBeauty Salon MIUさんでは、ヘッドスパをしてきました。最近肩こりがひどく、私のような目からくる肩こりにはヘッドスパがよく効くのですが、ヤンゴンでは初めてでした。3種類のアロマから好きな香りを選んで、しっかりとした指圧のマッサージ。最近忘れていたけれど、私も持参したアロマをもっと生活に活用しようと思いながら癒される時間でした。

そして、サロンの一角が、ミャンマーの手作り雑貨のdacco.さんのお店コーナー。ミャンマー伝統の手仕事を大切にし、生産者の生活をまもるというアイディア、そして一つ一つの商品のセンスが、まさに私が求めていたものばかり。とても丁寧なつくりにも感動です。まるで私の夢を叶えてくれているような世界観でした。

日本人女性の仕事は丁寧でたくましいなとあ改めて実感。今日は素敵な女性たちの活躍を垣間見て、とてもリフレッシュさせていただいた1日でした。



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April 28, 2014

ミャンマー伝統のスキンケア【タナカ】

ミャンマーでは女性や子供達が顔に泥のようなものを塗っています。タナカという伝統のスキンケアで、木の幹を丸い石のまな板の上で擦って作ります。

白檀に似た良い香りで、日焼け止めやデオドラント効果があるとも言われています。

毎日新鮮な擦りたてを使うため、タナカを擦る作業はミャンマー女性の毎朝の日課なのです。これはとてもエコなスキンケア。

以前、娘の幼稚園でミャンマー紹介をしたとき、みんなで実演して楽しんでもらいました。

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でもこの作業、なかなか大変です。今はタナカを利用したコスメもいろいろと発売されていると聞いたので、先週、主人がミャンマーに行ったお土産に既製品を頼みました。

それが、下の写真のようなクリーム容器のようなものに入ったものです。クリームというには硬いのですが、粉を固めたような状態なので水に溶いて使います。

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このタナカは、日本語や英語でなんという名前の木なのか今一はっきりしないのですが、香りは白檀、サンダルウッドといったところです。なかなかいい香りなので、首や手首に薄くつけるだけでもアロマ効果も期待できそうです。

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May 27, 2013

旅のおみやげ

今回の自宅へのおみやげは・・・

縁起もののフクロウの人形。玄関などに一対置くのがミャンマーの流です。
竹で編んだフレームに新聞紙をはり、色を付けた伝統工芸。
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ずっと欲しかった、素朴な陶器の花瓶。
メティッラーあたりでは最もポピュラーなデザインです。ひとつ18円くらい。
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そしてやはり選んでしまうのはカチン族の織物。
なんてモダンなデザイン!
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July 23, 2012

チークの木彫り

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これらは我が家に飾っているチークの木彫りの壁掛けです。土産物用に作られた手頃な作品ですが、堅いチークですので、彫刻にはなかなか手のかかるものです。

ミャンマーでは、家具ばかりでなく、寺院や宮殿などの建築への木彫による装飾が盛んに行われてきました。堅固で長持ちする良質のチーク材を多く産出する国ですので、チーク材による木彫装飾は当たり前のようになっていますが、極めて優れた手仕事による伝統技術の一つです。
この伝統の技を大切にまもっていってほしいものです。

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December 10, 2011

馬車のゆくえ

民主化プロセスが急ピッチで進められているミャンマー。
久しぶりに訪れた主人の故郷メティッラーは、政治的な変化の影響はほとんど感じられない、今までと変わらぬ街の景色がひろがっていた。多分、庶民の多くは、諸外国で盛んに報じられている政治的な方針転換にはあまり関心がないように見える。

それでも、やや新しい車が走っている姿を目にしたり、プリントTシャツにジーンズ姿の若者が増えたり、TVや広告に韓流の風が見えたり、といった変化は見える。

そして馬車の数が減った。

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馬車は渋滞を引き起こしたり、排泄物の問題もあって、しばらく前から馬車専用の測道を通らなければならない区間も多くなった。馬車用の道は舗装されていないところも多く、でこぼこで土煙がひどいし、遅い。値段は安いが、不便さは否めず、今では乗る人がめっきり減ったという。おそらく、娘が次に来るころには一段と減っていることだろう。

だから、今回は娘と馬車に乗ってみた。主人が道でひろったのは、毛並みが美しい3歳の若い馬がひく馬車だった。手綱をひくのも若者だ。近頃、めっきり乗客が少なくなって、ぜんぜん儲けがないという。案の定、揺れるし、ほこり臭いし、遅い。でも、景色がよく見えるし、街の匂いもわかるし、ほんとに楽しかった。

家まで20分ほどの道のりで、50円ほど。
そのうち、観光用の馬車しかなくなると3000円くらいにはなるのだろうか。



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November 02, 2009

漆の工芸品(1)

DSC_0014ミャンマーでは、食器や物入れなど、多くの見事な漆の工芸品があります。

ミャンマー語でyunと呼ばれるこれらの漆工芸の歴史はバガン王朝の頃にまで遡るといわれます。

シンプルな黒や朱色の単色のものから、青や朱、緑、黄色などの色が埋め込まれた細かい装飾のあるもの、立体的な模様や金彩のある華やかなものまで、色や種類は用途や地域により、さまざまです。

本体には、竹や木材が用いられ、その上に幾重にも漆を重ねて作られています。

ここでは、我が家にある品について紹介します。


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左のものは、ミャンマーの漆を代表する壺状の器。ご飯を入れるためのもので、上の塔状の部分が蓋になっている。













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上はやはりご飯などを何種類か入れるためのもので、中に何枚かの皿が収納されている。表面の装飾の一部は、立体的なモデリングが施された手の込んだ作品。


DSC_0047左の筒状のものは、書面を運ぶ際に巻物状に収納した入れ物。



DSC_0036竹をくりぬいて作られており、写真のように、端部が蓋となっている。












DSC_0033左は硯箱のような方形の箱。












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August 20, 2009

ロンジーの巻き方 (男性用)

ミャンマー人の伝統的な服であるロンジーは、シンプルな筒型の布地でできた巻きスカートのようなものである。

男性が着用しているロンジーは、かならずお腹あたりに丸い塊ができる着方をしている。これを見て、どんな巻き方をしているのかと興味をもつ人が多いらしい。

そこで、ここでは、男性用のロンジー(パソー)の巻き方について紹介する。 (女性用についてはこちら

 ,泙此筒状のロンジーをはき、手で左右の布の両脇をもつ。このとき、手の位置は体の真横よりやや前側にする。位置が決まったら、布の端をしっかりにぎる。

◆,弔に、左右の布の両端をお腹の前で重ね合わせる。ギュッと強く引き締めながら素早く手を動かすのが、ずり落ちないようにするためのポイント。

 布の両端を1回結ぶ。(ここでさらに両端をねじる人もいる)

ぁ_実Δ暴个辛曚涼爾鮠紊忙ち上げ、お腹と布の間にぎゅっと押し込む。

ァ‐紊暴个燭發Π貶の布の端をお好みで丸く形を整えてできあがり。


ロンジーはき方(男性用)




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July 10, 2009

身につける布といえばロンジー

ミャンマー(ビルマ)の布にはいろいろな種類がある。

なかでも最も生活に欠かせないのは、毎日身につける服、とくに巻きスカートタイプの布、ロンジーである。

男性のものはパソー、女性用はタメインというその布の着方は、筒状に縫っただけの布を、お腹あたりできゅっと結ぶだけ。これが熟練していないとなかなか難しく、慣れたビルマ人でさえもよく結びなおしている。

最近では、女性用のロンジーはあらかじめダーツが入って立体的に縫いあげられ、3段階くらいにきつさを調節できるホックで簡単に留められるようにすることが多い。

女性の伝統的な服装は、上下共布でつくられたツーピース。お土産用などの例外を除いて、通常オーダーメイドで作られ、さまざまな色や模様を楽しむ。布は、スカート部分専用のもののほかに、上下のセットを作るための模様をあらかじめ考慮した配置で織られているものとがある。

普段着のロンジーの布はしっかりとした綿やウール製だが、晴れの機会には、シルクもまとう。

知人同士の気軽な手土産としても、このロンジーの布は重宝する。

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みんなの水瓶

ミャンマーを歩いていると、街でもどこでも、人が通る道端などには、よく水瓶が置いてある。

中には飲み水とひしゃくが入れてあり、誰もが喉を潤すことができるように、その水瓶を置いている家屋の主人がいつも管理しているものだ。

旅人を思いやるこのような習慣は、中東や地中海沿岸でも見たことがある。

素焼きの瓶に入れられた水は、いつでもなぜか冷たくて、おいしい。

写真は、とある食堂で見かけた水瓶。真赤な蓋がとても美しかった。

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暮らしに生きる伝統美

周辺のアジアの国々からの影響ばかりでなく、イギリス統治時代からの名残りもみられるミャンマー(ビルマ)は、多様な文化の香りをまとっている。

ミャンマー人は自国の民族文化に強い誇りをもち、古くからの伝統を日々の暮らしの中で守っているようだ。


とくに、国民の約90パーセントが敬虔な仏教徒であるこの国では、生活に息づく伝統の多くが仏教と密接にかかわっている。

一日の多くの時間を寺院での祈りに費やすミャンマー人の技術と意識は、見事な仏教建築を生み、仏伝のための彫刻、絵画を花開かせた。

静かに豊かな笑みをたたえる彼らの手仕事はまた、漆器や布に美を与えている。
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