ミャンマー(ビルマ)では、一般の建築の多くが木や竹などの天然素材を組んで造られてきた。

なかでも、寺院や仏塔には、高度な木造による建築技術が駆使されてきた。

そこには、木組みによる建造技術ばかりでなく、彫刻や壁画、漆塗り、塗金の技術などにも最高の技術が結集されている。木造の仏教建築は、まさに総合芸術である。

戦時中に多くが失われ、現在では18世紀頃からの建造物が残っているが、保存技術の問題もあり、残念ながらその数は減少してきている。



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