英語の勉強というと、TOEICや英検に最短○ヶ月で合格する方法!といった、効率良く成果を出す方法についての記事が多いようです。

振り返ってみると、私の独学は亀のようにゆっくりでした。たまにTOEICを受けていたものの、主婦をしながらマイペースな勉強の成果が今どのくらいかを知る目的で、何点とるぞという強い志もなかったのです。

そんなことなので、初めてTOEICを受けて740点だったときから、900点になるまでに7年くらいかかりました。とくに、800点代半ばから900に届くまでが長かったように思います。

ガシガシ試験勉強したくなかったため、多読と多聴で慣れようと思い、ニュースはなるべくBBCかCNNを聴き、本を何冊か読みました。いくら勉強とはいえ、面白くないものを読む苦行はできなかったのです。

主人は英語の本しか読めないため、自然科学系の本も家にありますが、元々文系の私にはあまり続きませんでした。

なかでも面白く読めたのは次の3冊です。

1. Sheryl Sandberg, Lean in: Women, Work, and the Will to Lead



この方の本は、自分の体験をおしゃべりするように書かれているように感じ、さほど難しくなくどんどん読み進められます。仕事と育児をしている女性なら共感しながら読めると思います。


2. Frances Hodgson Burnett, The Secret Garden.



言わずと知れた名作です。庭好きな人が大人になってから読むと、さらにまた味わいがあると思います。


3. Michelle Obama, Becoming.



日本語版の出版前に、待ちきれずに購入しました。オーディブル版も購入し、毎晩寝る前に聴いていましたが、本人の声なので聞きやすく、よく眠れます。一人の女性を形作った幼少期から、ファーストレディーを全うするまでの半生を、悩みも赤裸々に綴られていて、読み応えがあります。




本を読むときは、知らない単語があってもいちいち調べず、文脈で理解することが多いです。共感するからこそ、一つ一つの単語がもつ意味のニュアンスをかんじとることができます。




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