先日、家を引っ越したり、新しい環境で忙しく免疫が下がっていたのでしょうか、とうとう初めてデング熱に罹ってしまいました。熱帯の洗礼というべきか・・・、噂には聞いていたけれど、まさか自分が!罹って初めて知ったデング熱の基礎知識を経過とともにご紹介。
1日目:その日、朝早くから日帰りでタイに行きましたが、今思えば足を蚊に刺されたところがとても腫れ上がって、これはいやーな予感と思ったのです。ただ、潜伏期間が数日から1週間あるということなので、この時刺されたのが原因ではなさそうです。午後から、腹痛と下痢があり、何度かトイレに行くも、バンコクのショッピングセンターの冷房が強すぎるせいかと気にせず。夜、ヤンゴンの自宅に戻ってから、悪寒を感じて、発熱の予感がし、体温をはかるとこのとき37.0度。すぐに寝る。
2日目:体が重くて熱を測ると38.3度。やはり熱が出たかと思いつつ、最近の溜まった疲れが出た程度に思い、パナドール(熱冷まし)を飲んでそのまま寝て過ごす。下痢はないが、全身だるくて関節が痛く、立ち上がると気持ち悪くてトイレも大変な状況。それにしても、普通のこの程度の熱のときよりも体が重くて関節が痛む。
3日目:この日も38度第半ばから39度代前半の熱が続き、パナドールを飲むが、気分は40度くらいありそうなくらいにだるく、痛くて気持ち悪い。午後、ようやくこれはおかしいと気づき、知人の医師にメールで問い合わせ。初日が下痢のスタートであったことから、細菌性の下痢に由来する熱に効く抗生剤を勧められ、家族に薬局で購入してもらい、飲む。ミャンマーでは抗生剤がスーパーの薬局で買えるらしい。夜、薬が効いたか、熱が下がり始め、37度代後半に。
4日目:熱は37度代に下がったが、依然として体が重く、全身の関節が痛くてトイレ以外には起き上がれず。熱がないのにこの状況なので、知人医師に一旦抗生剤をやめて来院するようすすめられる。あるいはインフルエンザかデング熱かと疑う。デング熱にしては発疹がないのだが、出ないタイプの人もいるのだそう。
5日目:やはり熱は37度代も、症状は同じ。病院で血液検査をしたところ、白血球と血小板の減少が確認され、デング熱陽性と判明。つける薬はなく、血小板が下がりすぎないかの確認をしながら時間がたつのを待つしかないと知らされる。普通は毎日血小板の検査をするらしいが、来院が大変なので2日後に再予約して帰る。ちなみに血小板が急減の場合には、ミャンマーでは輸血機能が不十分なので、タイのバンコクの病院に搬送手続きとなるそう。
6日目:熱37度代、症状は同じ。
7日目:症状は同じだが、手に赤い発疹が出はじめる。病院にて血液検査、血小板は減少傾向にあるが、急ではないのでこのまま様子見になる。発疹は回復傾向に入ったことを示す良いサインと聞かされ、気持ちが前向きになる。初日の下痢のあと便が出ていなかったので、整腸剤と下剤を処方してもらう。夕方、赤い発疹が足や腹部にもひろがり、痒みが出てきて寝付けず。
8日目:熱は平熱に戻るが、まだだるくて起き上がれず、なにより全身に赤い発疹が出てかゆくてじっと寝ていられない。デング熱の発疹の話は聞いたことがあるが、こんなに痒いなんて初耳。病院でも誰も教えてくれなかったけれど、この痒みは眠れないし、熱より辛いと感じる。痒みは普通1週間くらい、長いと1ヶ月かかる人もいることを知り、ショックを受ける。快方に向かっているサインとやらがこんなに辛いとは・・・。トホホ。
9日目:担当の先生が休暇で別の先生に引き継がれており、痒みを訴えて抗ヒスタミン剤を処方してもらう。まだ全身の関節が痛むが、少し起きていられるようになり、ソファで過ごす。痒みに加え、関節のむくみがひどくなる。
10〜11日目:痒み、関節の痛み、むくみが続く。
12日目:痒みが改善!関節の痛みむくみも残るものの、ゆっくり歩けるように。久しぶりに買い物、夕飯は外食を楽しむ。
13日目:朝は足の関節の痛み、むくみが少し残るが、日中は外出し、ヤンゴン港に停泊中の移動本屋、ロゴス・ホープ号最終日に間に合う。以降、ほぼ通常生活に戻る。
というわけで、私がデング熱を患っていたのは約2週間弱というところです。私の場合は重篤なケースではなかったし、熱も短かったので、比較的楽にのりきったと言えるかもしれませんが、症状は非常にケースバイケースなのだそうです。私の場合は、熱がなくても痒くて寝てるしかないのは辛かった。
ちなみに、デング熱には4つの型があり、一旦かかると3ヶ月はどの型のデング熱に対しても耐性ができるそうです。3ヶ月過ぎると、自分がかかった型以外の3種類の型のデング熱にはまたかかる可能性があるのだそう。2度目は重くなるらしいので、今後蚊に刺されないように注意するしかないそうです。
今回は私でよかったけれど、子供だったらと思うと・・・。とにかく、蚊対策を甘く見てはいけませんね。回復してあらためて感じる、普通の健康のありがたさです。