とあるニュース記事から「ハーバードを出たのに主婦をしている女性」のブログ=harvardhomemaker.comに出会いました。

「Living & Loving the Domestic Life」というサブタイトルのとおり、心理学の専門を活かした(?)日々を楽しくする育児や生活の工夫がたくさん書かれていて、とても面白いのです。

書いているのはアクティブで様々な才能に恵まれた女性ですが、4人の子育ては、本当に大変なことでしょう。でも実用的なことばかりでなく、いかに子供をポジティブに導き、大切なことを忘れずに家族の暮らしを楽しむかが書かれています。

しかも、日本でよく見かけるハウスキーピング術とちがって、ある意味アバウトでポイントを押さえればOK!な姿勢に癒されます。片付けも、できない家族に不満がでるような方法ではなく、親子楽しく一緒に生活術ばかりか人間力までもが身につけられるような視点が多いのです。体裁の整った生活するためではなくて、大切なことに時間をかけるために無駄な手間暇は省きましょうということなのだと思います。

ハーバードを出ているのに「専業主婦」であることに対する異論の声に対しては、自分と家族にとって正しいと感じる道を選ぶことの重要性や、人生のステージに合わせて働き方や生き方を柔軟に考える自分を評価する姿勢に共感します。

私自身も、いったんは博士号を活かした仕事につきながら専業主婦になったことに対し、本当にそれで良いのかという思いが全くないわけではありませんが、主婦になった理由は彼女と同じものでした。でも人からその部分を突かれると、どうも申し訳ない気持ちになるのです。退職の際には周囲からは私の価値観が理解してもらえなかったり、昔の上司の方から再びお誘いをいただいた時は、辞退したあともしばらく夢に出てきましたし。。。。

このブログでは、彼女の歴史をすべてをポジティブに活かして考え、主婦業やママ業をも専門化するくらいの勢いに、とてもエネルギーをもらいます。知恵というものはどんな分野であっても活かすことができるのですよね。子供達にとっては、こんなママがいる家庭は最高でしょう。

英語のサイトですが、写真やグラフィックもアクティブで工夫されているので、タイトルと写真を見るだけでも楽しめます。もちろん、生き生きとした文は追いかけるのも楽しく、英語の勉強にも役立ちます!
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