8月12日はペルセウス座流星群を見るのに最適な条件といわれていました。夜中の2時頃、空を見上げてみたものの、残念ながら我が家の空は曇っていて、何も見えませんでしたが。

星を探して空を見上げるとき、いつも思い出すのは、昔仕事で訪れたアフガニスタンはバーミヤンの夜景です。

標高2500メートルほどのバーミヤン。もちろん電気もない荒涼とした世界の空は透明で、夜空がこんなに青いとは知らなかった!!と思わず呟いたのをおぼえています。地平線に向けて淡くなっていく青いグラデーションの中に、山の稜線がくっきりと黒く浮かび上がります。

そこにひろがる無数の星の世界!まるで広い海にたくさんのダイヤをばらまいたよう。その驚きと感動は息をするのを忘れるほど衝撃的で、地球上で経験できる現実とは思えないほどのものでした。まるで空と海が反転したような夜空はどこまでも広く、自分が地上に立っていることさえ分からなくなるほどでした。

なかなか心身ともにハードな現場での仕事でしたが、一緒に仕事をした仲間と見たあの夜景は厳しい環境ならではのご褒美でした。

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