パトリシア・クールによるTEDプレゼン「赤ちゃんは言語の天才」
赤ちゃんの言語習得の特徴について、最新の脳科学に基づいて紹介するということで、楽しみにしていました。
一番関心あるところはやはり脳の臨界期について。おおよそ7歳ころを境に、言語の習得能力曲線が大きく下降し始めるそうです。これは、20年前に私が言語学を学習していたころに習った記憶とほぼ同じ見解です。
新鮮だったのは、子供には音声の聞き分けについて脳内で統計処理を行うことで母語を身に着けていくらしいということ。LとRのような、母語話者以外には見分けにくい音声の聞き分けについて、その能力に差がつきはじめるのが生後6−8か月から10−12か月の間だという実験結果がありました。そしてこの統計処理は、第二言語についても行えるらしいとのことで、英語と並行して生の中国語も聞かせた子供は、母語話者とおなじような聞き分け能力の発達がみられたそうです。
1歳までに母語の音声学的な聞き分けができるらしいということは、これまでにも言われれてきましたが、最新の脳科学の研究によって、より科学的な裏付けが積み上げられてきているということなのだと思います。
母親と父親の母語が異なる場合、赤ちゃんのころから両言語を聞くことでバイリンガルになりやすいわけですが、そうでない家庭の場合、習得したい言語のベビーシッターを頼むことが近道なのでしょうか。将来、そんな語学教育ビジネスも盛んになりそうな気がします。
ちなみに我が家では、パパがミャンマー語で話しかけをしてこなかったので、ミャンマー語はまったくの外国語。幼稚園が英語な分、今のところ日本語>英語>ミャンマー語です。来年あたりミャンマーに移住すれば、臨界期には間に合うか・・・?
赤ちゃんの言語習得の特徴について、最新の脳科学に基づいて紹介するということで、楽しみにしていました。
一番関心あるところはやはり脳の臨界期について。おおよそ7歳ころを境に、言語の習得能力曲線が大きく下降し始めるそうです。これは、20年前に私が言語学を学習していたころに習った記憶とほぼ同じ見解です。
新鮮だったのは、子供には音声の聞き分けについて脳内で統計処理を行うことで母語を身に着けていくらしいということ。LとRのような、母語話者以外には見分けにくい音声の聞き分けについて、その能力に差がつきはじめるのが生後6−8か月から10−12か月の間だという実験結果がありました。そしてこの統計処理は、第二言語についても行えるらしいとのことで、英語と並行して生の中国語も聞かせた子供は、母語話者とおなじような聞き分け能力の発達がみられたそうです。
1歳までに母語の音声学的な聞き分けができるらしいということは、これまでにも言われれてきましたが、最新の脳科学の研究によって、より科学的な裏付けが積み上げられてきているということなのだと思います。
母親と父親の母語が異なる場合、赤ちゃんのころから両言語を聞くことでバイリンガルになりやすいわけですが、そうでない家庭の場合、習得したい言語のベビーシッターを頼むことが近道なのでしょうか。将来、そんな語学教育ビジネスも盛んになりそうな気がします。
ちなみに我が家では、パパがミャンマー語で話しかけをしてこなかったので、ミャンマー語はまったくの外国語。幼稚園が英語な分、今のところ日本語>英語>ミャンマー語です。来年あたりミャンマーに移住すれば、臨界期には間に合うか・・・?
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