偶然BSで見始めて、つい最後まで見てしまった映画『扉をたたく人』。
ある大学教授が出会った若い不法移民との交流と、強制送還という現実にかかわる人間ドラマで、久しぶりに余韻に浸れる映画でした。日本での平和すぎる日常では忘れそうになりますが、こういう様々な状況に置かれた人が現在同じ地球上にたくさんいるのだということを思い出させられます。

観るうちにどんどんその魅力に引きこまれていくのがヒアム・アッバスというイスラエル出身の女優さん。この映画がテーマのわりにネガティブすぎず、品があって大人な仕上がりとなっているのは、この女優さんの存在感が大きかったと思います。不本意な立場に追い込まれても、毅然として誇りと強い意志をもって生きている・・・そんな存在の人です。

どこかで見たことがある人だな。。。と思って調べたら、昨年見た『シリアの花嫁』に出ていた女優さんでした。こちらもとても印象に残る作品でした。この方、女優だけでなく監督作品もあるようです。最近中東の女性が作る素晴らしい映画作品に触れる機会が増えてきました。

社会、女性、宗教、政治、マイノリティー、家族愛、宿命・・・様々な想いを伝える作品を作る彼女たちから目が離せません。

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