週末に大バッシングが起きていた大坂なおみ野会見拒否のニュースは、大会棄権と鬱の告白という急展開に着地、世界中にさまざまな後味の悪さを残す結果となっている。

正直、会見拒否で罰金もどうかと思っていたが、四大大会出場不可という脅しはやり過ぎだと感じていた。

今どき、さまざまな意見表明のやり方があるのだし、専門は話すことではないのだし。

今日、緊張して取り組んだ仕事であまり上手くいかなかったけれど、珍しくあまり落ち込みも反省もしすぎないで済んでいる。

本番前の昼に光浦靖子のエッセイを読み、疲れて帰宅後は「今日も厄日です」を読んで、いい感じで力が抜けたからだと思う。

若い頃は、真面目すぎたからか、よく思われたかったからか、何事も自分に厳しく、高めの基準を標準としてしまう癖があった。もちろん今でも若干そうだが、歳を経て、無駄に頑張っても自分が思うほどの意味も成果もないことがわかってきた。それより、無理なくバランスのとれた心の在り方を優先するほうが、何倍も良いのではないか。だって、どうせ誰も気にしていないのだから。

日本の狭くて肩にはまった教育を受けてくると、なかなかそれに気づかない。

気づいて自分らしくマイペースになることと、オバさんが完成に近づくこととは深い関係がありそうだ。

だから、なんだかんだ言って、あの若さであれだけの結果を残し、メンタルヘルスについて告発したり、社会に問題提起できる大坂なおみは、やっぱりすごいと思う。

私もオバサンになる前に、自分の心と向き合うべきだった!

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