MYITTAの工房

日々のくらしや手作り、ときどきミャンマー

November 2020

季節外れの暖かい11月が続いたと思ったら、今週はだいぶひんやりしてきました。

植えたばかりのレモンの苗木に覆いを被せて冬支度。


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小さな野菜スペースにも覆いをかけて虫除け。

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夜、寝室に入ると、床に何やら黒いものが粉々になっていてギョッとしてしまいました。

よく見ると、それは去年のクリスマスリースからもぎとられた松ぼっくり。

やられた…!と思ってもあとのまつり。

季節もののグッズをしまっていたクローゼットが少し空いていたので、そこから取り出して噛んで遊んだのでしょう。


我が家ではワンちゃんは室内にいますが、毛が長く、しかも抜け毛が多いタイプなので、寝室には侵入禁止にしています。

とはいえ、柵をもうけているわけではないので、少しでも扉が開いていると、人の目がない時はこっそり開けて侵入しているのです。

たいがい痕跡が残っているので、「あー入ってたでしょ!」とバレて怒られるのですが。でも本人は、人の目のないところで、こっそり禁止区域に侵入するスリルがたまらないらしく、どこか開いていないかと家中をパトロール。あちこちにその痕跡が残されていたり、出てくるところを目撃されたり。

今日も、また私の寝室に松ぼっくりの残骸が散乱していました。クローゼットはしっかり閉まっていましたが、前に略奪されたときの一部がどこかに落ちていたのでしょう。

本人はもう廊下の自分の毛布の上で寝ていますが、残骸を見て、こっそり侵入して松ぼっくりで遊んでいる姿を想像し、親バカにもかわいいなと思ってほっこりしてしまうのでした。


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手芸店でも鬼滅グッズブームでした。
鬼滅デザインの畳の縁(?)布でペンケースを作成。
内布はそれぞれワントーン鮮やかな緑とピンク色の布で。


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ほんとに流行ってますね、この模様も。






英語の勉強というと、TOEICや英検に最短○ヶ月で合格する方法!といった、効率良く成果を出す方法についての記事が多いようです。

振り返ってみると、私の独学は亀のようにゆっくりでした。たまにTOEICを受けていたものの、主婦をしながらマイペースな勉強の成果が今どのくらいかを知る目的で、何点とるぞという強い志もなかったのです。

そんなことなので、初めてTOEICを受けて740点だったときから、900点になるまでに7年くらいかかりました。とくに、800点代半ばから900に届くまでが長かったように思います。

ガシガシ試験勉強したくなかったため、多読と多聴で慣れようと思い、ニュースはなるべくBBCかCNNを聴き、本を何冊か読みました。いくら勉強とはいえ、面白くないものを読む苦行はできなかったのです。

主人は英語の本しか読めないため、自然科学系の本も家にありますが、元々文系の私にはあまり続きませんでした。

なかでも面白く読めたのは次の3冊です。

1. Sheryl Sandberg, Lean in: Women, Work, and the Will to Lead



この方の本は、自分の体験をおしゃべりするように書かれているように感じ、さほど難しくなくどんどん読み進められます。仕事と育児をしている女性なら共感しながら読めると思います。


2. Frances Hodgson Burnett, The Secret Garden.



言わずと知れた名作です。庭好きな人が大人になってから読むと、さらにまた味わいがあると思います。


3. Michelle Obama, Becoming.



日本語版の出版前に、待ちきれずに購入しました。オーディブル版も購入し、毎晩寝る前に聴いていましたが、本人の声なので聞きやすく、よく眠れます。一人の女性を形作った幼少期から、ファーストレディーを全うするまでの半生を、悩みも赤裸々に綴られていて、読み応えがあります。




本を読むときは、知らない単語があってもいちいち調べず、文脈で理解することが多いです。共感するからこそ、一つ一つの単語がもつ意味のニュアンスをかんじとることができます。




英語の勉強を続けていると、急に英語力が伸びたなと自分で実感する時があります。
とくに、心から何かを伝えたいと思った時に、自然に言葉が出てくるように思います。

私の場合、今までで一番英語で話すのが上達したと感じた瞬間は、義理の姉に主人の文句を言ったときでした。

その日は、ニューヨークに住むミャンマー人の義理の姉親子が来日し、我が家に泊まりに来ていたのですが、普段は家事をろくに手伝わないで料理の文句を言ったりする夫が、姉の前だとかいがいしく家事を手伝っているふりをしたのです。

いつもはやらない癖に・・・。と私。義理の姉は私の言葉に鋭く反応し、そうでしょう、想像できるわ、と共感してくれたのでした。そのとたん、私の日ごろの不満が噴出し、止まらなくなってしまったのです。驚いたのは、とめどなく英語で文句が流れ出る自分に気づいた時です。言いたいことが優先で、文法なんて二の次だったのです。

海外旅行から帰ってきて日本の空港に降り立つと、急にアナウンスがすっと耳に入ってきて驚く(日本語なので)という経験がありますが、それと同じような驚きでした。そのくらい、自然に言葉が、いえ文句が流れ出てきたのです。

感情は言葉や文法を超えるものなのだと思います。

この経験を、私はミャンマーで日本語を教えるときにも使いました。上級クラスで、ディスカッションや発表をさせてみても、定型表現や優等生チックな答えばかりで、通常はなかなか盛り上がらないものです。特定の生徒以外は、話せるのに話さないこともよくあります。

そこで、ある自由セッションの時間に「これまでの学校生活で一番嫌だったことは何ですか」と聞いてみたのです。ミャンマー人は目上の人や先生に対してとても礼儀正しくするよう教育されているので、いまいち本音が見えないと日ごろ感じていたので、本音を聞いてみたいという気持ちもありました。

すると、一人がミャンマーの受験戦争の厳しさについて語ってくれました。親戚のライバル心の強さ、失敗したと笑われて悔しかったことなど、涙ながらに話してくれたのです。

するとほかの生徒も、ミャンマーの学校は絶対に先生に反対意見を言ってはいけない、なんでも「はい」と言わなければいけない教育が嫌だと言い、次々に生徒たちが話し始めたのです。

文句を言ってはいけないと教育されているので、日ごろ不満に感じていることを教室でシェアするのは初めてで面白かったと言う生徒もいて、時間がたりないくらい盛り上がりました。前にも後にも、あんなに生き生きとした生徒の顔を見たのは初めてというくらいでした。

心からあふれる思いを表現するのは言葉を学ぶための大きなモチベーションになります。いつも不満を言うのは教育上良くないかもしれませんが、たまには言いたいことを言って「外国語」という檻から自分を解放するのも悪くないと思います。

最近の自分の英語学習について振り返ると、オンラインの英会話の気の合う講師とおばちゃんトークを繰り広げると、一日の疲れがとれて癒されます。残業が続いたり、疲れている日ほどレッスン予約を入れたくなるのです。これは昔の日本の飲みニュケーションと同じ効果なのかもしれません。


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私は長年主婦だったこともあり、英語学習は独学でしたが、仕事で英語を使う機会が増えてから、アウトプットの機会を増やしたくなり、オンライン英会話を始めました。

最初は主婦からの再就職の武器になれば、と読む聞くの独学ばかりでしたが、Toeicで900点になったあたりで、話す書くが苦手でバランスが悪い自覚があったのです。リスニングは、毎日CNNを見ているのでかなり慣れてきましたが、やはり日常的なアウトプットの機会が圧倒的に足りないのです。

今は低価格のオンライン英会話がたくさんあるので、いくつかの会社の体験レッスンを試し、結局Bizmatesというビジネス英語に特化したオンライン英語学習に決めました。 

理由は、基本的なメソッドや教材がしっかりしていて、講師もしっかりトレーニングされた人が多いからです。

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そしてこの会社、元々ベルリッツにいた方たちが始めだのだそうです。ベルリッツといえば、昔イタリア語でお世話になったときに、そのメソッドの素晴らしさに感動したものでした。

Bizmatesは昨今のオンライン英会話の中では若干高めですが、ベルリッツの質とお値段も高さを知っていれば、十分納得です。

実際、一回のレッスン中にできるようになる目標軸がしっかりしていて、嫌でも自分で表現するしかないように構築されているのです。

逆に、他の安いオンラインレッスンは、いかにも体験だけ良くトレーニングされた講師が対応…ならまだ良いほうで、イマイチやる気が感じられない講師がふつうに現れて、反対に驚かされた会社もありました。

これまで、途中、一時休止を挟みつつ、かれこれトータルで1 年ほど続けているところです。

結果は、思ったことをかなり自然に口を突いて出るようになってきたというところでしょうか。なかなか真面目に毎日とはいきませんが、疲れきっていない日は、夕食後にゴロゴロしてしまう時間にレッスンを入れるようにしています。

慣れてくると、気の合う講師も見つかり、なかなか楽しいものです。


今年はコロナのせいかハロウィンが盛り上がりませんでしたが、お店では早々にクリスマスのデコレーションが溢れています。

我が家ではら娘がクリスマスのリースを作成。
土台は家にあったツルで、パーツは100均。

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娘がグルーガンでサクサク手際良く作って玄関に。

赤とゴールドで、シックながらゴージャスな飾りができました。




数年前から「人生100年時代」というキーワードが世界で注目を集めています。

のほほんと生きていた私も、いろいろ考えさせられました。

そんな中、いくつになってもクリエイティブな発想で新しいことに挑戦する先輩方の生き方は勇気を与えてくれます。

私にとって、そんな方の一人、若宮正子さん。
退職後にパソコンを始め、ゲームアプリを作成し、アップルからも注目される80代の日本人女性です。

そんな若宮正子さんの『独学のすすめ』は、長い人生を楽しく生きるための知恵が詰まっていて、元々、独学好きな私は納得することばかりでした。





人生後半世代にオススメの一冊です。






忙しい日々の中、娘と行く犬の散歩の時間は、学校のことや友達のことを話す時間でもあります。

昨日は、音楽の時間に何やら音感のことで褒められたそうで、ずっとピアノを習っていて良かったと思ったとのこと。ピアノそのものは、もっと上手な子がたくさんいるので、いままで得意と思ったことはなかったようだし、やってて良かったという言葉は初めて聞いたような気がします。

音楽と語学の発音は、大人になってから上手になろうと努力をしても、伸ばすのは難しいというのが自分の経験です。

なので、娘がまだ小さい頃に、とりあえずピアノと英語を始め、嫌いではないようなので続けてきました。英語にしても、最近になってやっと本人も話せて良かったと思う瞬間が多いようです。

私は仕事をやめて専業主婦になった頃、どうせなら時間のかかることに挑戦しようと思った時期がありました。

お菓子作りや梅干し作りにもはまりましたが、独学で興味があった資格に挑戦したり、ガーデニングで実のなる木を植えたり。嫌いだった英語の学び直しも始め、10年経った今はそれらが仕事やリフレッシュに役だっています。そういえば家のローンも時間のかかる大物ですが。

その頃ママ友として出会い、子供抜きでも友達になった友人達にも恵まれました。今はそれぞれ仕事復帰していますが、お互いに時間を調整しながらランチやお茶をして、おしゃべりに花を咲かせています。

娘も来年からは中学生。もう子供時代の養分を糧に、自分で考える時期に入ってきています。

専業主婦時代に蒔いた種が、芽を出し始めたなと思う今日この頃。フルタイムの仕事を始めると、毎日の忙しさで、もはや日々の種まきに目配りをする余裕がないのが現実です。

人生後半のためにも、主婦時代があったことは本当に良かったと思うのです。

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秋に咲くバラ。

バラも様々な種類と出会い、今も庭にあるのは育てやすい四季咲きの品種ばかりです。




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秋の庭に美しいビロードのようなパンジーが加わりました。
毎年寒くなってくると、薄紫や赤紫系のパンジーやスミレを植えますが、こんなに目を奪われる紫に出会ったのは初めてです。

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