aamall

August 2014

August 18, 2014

革命の時代に生きた女性を描くアニメーション

テレビのニュースでリアルタイムに戦争を目撃したことが衝撃的だったイラン・イラク戦争。

映画『ペルセポリス』は、その頃のイランを少女の目から描いたマルジャン・サトラピ(Marjane Satrapi)による秀逸な自伝的アニメーションで、第60回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞。第80回アカデミー賞外国語映画賞の作品です。

シンプルなラインと、モノクロの画面が世界観をよく表していて、少女の葛藤が、国や文化を超えて身近なものとなって迫ってきます。そこかしこに散らばるちょっとニヒルなユーモアのセンスが、時に厳しい内容にもかかわらず後味を良くする、ユニークで力のある作品です。

最近、注目すべきイラン出身の女性の作品が多いですね。

伝えたいものが内側からあふれている、という印象は、なんだかかつてのロシアの前衛的音楽のようで、平和ボケした国から見ると、眩しくも愛おしく感じます。



myitta at 06:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 言語と教育 | つれづれに