日本ではなかなかお目にかかることのないミャンマーの映画やドラマ。都内のミャンマー人御用達店のなかには、ミャンマー製の映画やドラマのビデオレンタル店もあり、うちの主人は定期的に借りてくる。そのおかげで私も度々目にするのだが、なんとも独特な感じなのだ。以前は素人っぽいカメラワークや音声の不調が気になったが、最近はだいぶよくできたものが増えてきている。
 ドラマを見ていると、若者たちの流行や考え方がわかって面白い。伝統的な家族のなかにありつつ、欧米の影響をうけた生活スタイルやファッションへのあこがれを感じるが、俳優陣は立派な体型にばっちりメイクで、日本人から見ると、インド映画のセンスに近いだろうか。
 主人が借りてくるドラマは恋愛コメディーが多いのだが、べタなストーリーや、シリアスな展開、人気俳優たちのくそまじめな表情、女性達は積極的ですぐ怒る、コミカルな外野のツッコミ等など、そういえばどこかで見たような・・・・?そう、数年前に日本で吹き荒れた韓流ドラマとどこか似ているのだ。聞くところによると、日本と同様、ミャンマーでもしばらく前から韓流ブームが起こっていたらしい。だが、おばさま方に火がついた日本とは異なり、ミャンマーではアメリカからの影響を含め、若者の間で外国文化人気が広まっているという。特に最近のドラマのスタイルは、韓流っぽいものが若者受けがいいらしい。
 私自信は韓流ドラマにもミャンマードラマにもあまり思い入れはないのだが、韓流がこんなにも国を超えて、アジア人に影響力があるという事実は面白く感じている。
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