MYITTAの工房

日々のくらしや手作り、ときどきミャンマー

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'Advanced Style'

本当に素敵な写真集です。ニューヨークの写真家による、60歳から100歳の本当におしゃれな女性達の本です。

人生を深めたからこそできる、自分らしさ全開のおしゃれ。どんなブランドも派手な色も、余裕の着こなし。本当にんな女性に憧れます。

以前、偶然この写真家の方のブログで拝見して感銘を受けた写真の数々。日本語版も出版されているのを見かけたので、母の誕生日にプレゼントしたらとても喜んでくれました。

自分用にもう一冊買おうかと思っています。

どんな年齢の人が見てもインスパイアされてしまうこと間違いなしの素敵な一冊、絶対にお勧めの一冊です。


来月で6歳になる娘の質問が、最近難しいのです。

「人間は何のために生まれるの?」

「どうして私は私なの?」

うーん。子供だから素直に不思議なんだろうけど、
それは大人にも難しい質問です。

そういえば私も小学校3年生頃、小学校からの帰り道に
一人で歩きながら同じようなことを自問したのを覚えています。

子供って、けっこう考えているものなのですよね。
でも、それにしてもちょっと早いかなとびっくり。

どう答えたらいいのでしょうね。
きっと子供がわかりやすい答えがあれば、大人ももっと生きやすいでしょうね。

ミャンマー語の本や辞書を見かけるとつい購入してしまうのですが、これまで一番勉強しやすかったのは、

加藤昌彦著、『CDエクスプレスビルマ語』、白水社、2004年、でした。

この本は、以前上智大学の社会人講座でビルマ語を勉強したときにテキストとして使い始めたものです。
有名なシリーズのビルマ語版なので、使いやすくて頼れるお勧めの一冊です。

そしてさらに、昨年発売された素晴らしいミャンマー語の本を見つけました。


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『ミャンマー こんなとき何て言う』土橋 泰子、連合出版



こちらは、著者の方が書かれているとおり、言語学習的な書き方というよりは、ミャンマーの日常生活と結びつけながら、知り合いが教えてくれるような優しい語り口の本です。

たとえば、一つの言い方が場面や相手によってどのように変わるのかや、安易に仏像や犬を人間の比喩に使ってはいけないことなど、言葉の背景となる文化の問題が数多く紹介されているのです。生活のためにミャンマー語を知りたい私にとってはまさに待っていた一冊でした。

独学が難しいといわれるミャンマー語ですが、この本と先の『CDエクスプレスビルマ語』があれば、まず概要がつかめるのではないでしょうか。




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6月22日、ついにミャンマーのピュー遺跡群が世界遺産リストに登録されることが決定されました。
http://whc.unesco.org/en/news/1158/

日本では富岡製糸場の登録決定が大きなニュースでしたが、ドーハで開かれていた第38回世界遺産委員会で最も注目されていたのはミャンマー初の世界遺産でした。

ピュー遺跡群を構成するのは、エーヤワディー川流域に点在するシュリクシュトラ、ベイタノ、ハリンの遺跡郡です。2世紀〜9世紀にわたるといわれ、有名なバガン遺跡に先行する時代の遺跡郡です。

これでミャンマー政府の観光政策は一気に加速することでしょう。既にバガンやインレー湖の観光化は目に余る程なので、個人的には複雑な思いもありますが。。。。

シュリクシュトラの遺跡については私も訪れた記録を書きましたが(こちら)、ハリンなどと比べて交通の便も悪いので、どのようになっていくのか注目したいところです。

そして今回26のサイトが新たに登録されたことで、世界遺産リストはついに1000を超えました。
これからどこまで増えるのか、増やすべきなのか・・・

でもまだきっと、ミャンマーのように素晴らしい未登録の遺産があることでしょう。

子供も5歳になると、物事をよく理解しはじめ、なぜ?どうして?なんのため?といいった論理的な思考が発達し始めます。親の言動もしっかり観察されていますから、おちおちしていられなくなってきたなあ、と思う今日この頃。

あのJ.F.ケネディ大統領の母は、9人の育児に関する回想記『わが子ケネディ』(ローズ.F.ケネディ著、大前正臣訳、徳間書店)のなかで、家庭での幼児教育の重要性について『「小さいうちに曲げると、大きな気になってからも曲がっている」という』とたとえています。 

そして次のように書いています。

 「私は育児を愛情と義務の作業だけでなく、知的職業としても見た。それは世界のどの名誉ある知的職業にも劣らないほど興味ぶかく、挑戦的で、私に最高の力を要求数ものだった。」

 「九人の子供をかかえていては、必要事はとほうもなく多く、単に個人的努力だけでなく、たいへんなプランニングと組織化と監督が要求された。私は育児によって管理職になることを学んだ。」

 子育てに対する責任感とプロ意識が伺えます。そういえば、ミシェル・オバマ大統領夫人も自らを「Mom in Chief」と読んでいわば家庭の最高司令官としての役割を強調していました。

続いてローズ.F.ケネディさんが優れた子供を育てるためにコミュニケーション能力の育成に力を注いだことがよくわかる一節をいくつか。

 「子供が他人から笑われることを心配せず、互いに自分たちの考えを尊重する雰囲気のなかで、自分の考えを持ち、発表するよに仕向けてやると、頭が鋭くなるばかりでなく、自身もつく。そしてコミュニケーションの能力も発達する。私の『切抜き帳』には、「世界の運命は、よいにせよ悪いにせよ、自分の考えを伝え得る人びとによって形成される」と書いた言葉がある。」

 「私は子供たちに、人間が動物とちがうのは言葉をしゃべることだと教えた。それは神が人間に与えた贈物の一つであり、あなたたちへの贈物だから、上手に使いなさいともいった。」

 「子供達を優れた人間に成長させるとしたら、小さいときから始めねばならない。子供はたとえばティーン・エージャーになってから突然、すばらしい会話者とか話し手に開花することはない。頭の回転の速さ、感情のバランス、知識の幅を獲得することもできない。それは遅くとも四歳か五、六歳のときに始めた準備と努力がなければ、十四歳か十五、六歳になって、たまたま出てくるものではないのである。」

ケネディ家はお父さんの家族愛も素晴らしかったそうで、その教育方針も納得させられます。
 「いいかね。笑顔と十セントでは市電にしか乗れない。人生のとこかへゆき着くにはもっと多くのものが必要だよ」というのが口癖だったということ。いつも子供たちに最高なる努力を要求し、「ベストを尽くしたのなら、それでいいじゃないか」といったそうです。そして、

 「泣き言をいいってはいけない、自分の不運を騒ぎ立てて他人に負担をかけてはいけない」、「だれにとっても人生は多くの打撃と傷に満ちているので、人間は小さいときからその考えになれていたほうがよい」と考えていたのだそう。

結局、夫婦の考えは『優秀さはかなりの程度、習慣の問題である』とのこと。優秀さの中に、コミュニケーション力やリーダーシップが重視されていることはアメリカ的というか、日本人が国際社会で戦うために足りないところだと感じます。

リーダーの家庭では、リーダーになるべく習慣づけているのですね。だからこそ昔は、それなりの家柄の姉弟でなければチャンスもなかったのだと思います。そういえば、以前、私の同僚の中で一番優秀な人が、子供の頃親から帝王学について学ばされたと聞いてとても驚いたことをよく覚えています。帝王学というものが今で言うリーダー教育なのだと知ったのはそれからでした。

誰にでも情報や手段が手軽に選べるようになった現代は、どの家庭でもよい習慣を実践するチャンスがあります。ということは、それだけ親の責任というものが昔以上に重要になってきているのかもしれません。





コロリンの歌

昨年、コロリン(犬)が我が家に来て以来、なんとなく娘と作って口ずさむようになったコロリンの歌があります。

今日は、ピアノを習い始めて3ヶ月目になる娘と一緒にこの鼻歌をピアノのノートに書いてみました。習いたてのト音記号やヘ音記号もなかなか上手にかけました!

ピアノで弾いてみると、当のコロリンがしっぽを振りながら寄ってきました。たぶん聞き覚えのある曲なので、なんとなく自分の歌だとわかっているのかもしれません。

英語の勉強のために、YouTubeで気になる人のスピーチなどを見ることがよくあります。スピーチの英語はわかりやすく話すことが多いので聞き取りやすく、事前に考えが練られているので、論旨もわかりやすいことが多いからです。

スーチーさんが自宅軟禁開放後に各国を遊説した際のスピーチもその一つです。スーチーさんは英語ネイティブではありませんが、オックスフォード大学で学び長い間イギリスに住んでいたため流暢に話します。そして、話そのものが、とても知的で力強く、しかも優雅で時にユーモアがあり、同じ女性としてもとても刺激を受けるのです。

開放後に世界中で引っ張りだこだったスーチーさんは、若い人と話すことで未来に希望をもちたいということで、ゆく先々の国の大学でスピーチをしています。昨年は日本でも、かつて研究員として過ごした京都大学などで話されましたし、学生時代を過ごしたオックスフォードでのスピーチは大変厳かでした。

2012年9月にはハーバード大やイェール大などそうそうたる大学でを訪れていますが、私が心惹かれたのは、コロンビア大学での熱狂的なスーチーさんの歓迎ぶりです。司会者も聴衆も、心から喜び、興奮していることがよく伝わるのです。後半には、学生からスーチーさんへの質問のコーナーも十分な時間が割かれており、感動のあまり言葉に詰まる民族服姿のミャンマー人学生の場面では、見ている私も目頭が熱くなったのでした。同時に、このような経験に恵まれたコロンビア大学の学生達が本当に羨ましく思えたのでした。

先日、とあるインターナショナルスクールを見学する機会に恵まれました。PreKから10年生まであるその学校では、先生方はほぼネイティブの英語話者ですが、生徒の日本語もOKなのだそう。そのため、この学校の子供達はどうしても日本語が多くなるという噂を聞いていたのです。この点について校長先生が次のように説明されました。

「私たちは日本語はダメ、何語はダメ、ということは言いません。言葉を制限することは、その子のアイデンティティを制限することです。それはデモクラシーではありません。」

なるほど・・・、と思うと同時に、正直少し戸惑いもありました。言語に対する学校の方針とデモクラシーを結びつけることに驚きがあったのです。

民主主義をめぐる戦いの続くミャンマー人と関わる私にとって、デモクラシーという言葉のひびきはとても重いのです。

現在娘が通うインターでは、よく校内では日本語禁止!と言われていて、英語力の向上のためにはそのほうが望ましいと考える親が多いようです。それはデモクラシーに反することだったのでしょうか。

確かにミャンマーはじめ、他民族国家では、衝突が続く周辺民族との対立要因の一つに、学校での公用語の問題があります。もちろんそれは主に公立学校の問題ですが、広い意味で言語の問題は、確かに民主主義とも関わる奥深い課題です。

子どもにとって学校は長い時間を過ごす場所であり、社会を学ぶ場であることを考えると、母国語を禁止するということのインパクトは、大人が思う以上に大きいのかもしれません。

一方で、校内は英語のみと厳しく規則付けないと、日本語を使ってしまい、英語がなかなか身につかず、授業についていけなくなります。日本語話者が増えれば、日本語話者以外が疎外感を感じるという問題もあります。ある種、特殊な環境であるインターナショナルスクールでは、校内は英語のみとするのは妥当ではないかと思うのです。

結局は学校の方針次第であり、どのような方針の学校を選ぶのかは、それぞれの家庭次第です。ですが、なかなか考えさせられた一言でした。

前から可能性があることはわかっていた主人のミャンマー転勤ですが、とうとう会社から打診が来たそうです。半分ミャンマー人の娘にとって、アイデンティティの形成のためにミャンマーで過ごす時期をもてるのは大切なことですし、将来ミャンマーに学校を作りたいという主人の夢もあります。世界どこに転勤しても大丈夫なように、娘はインターナショナルスクールで英語に慣らし、私も日本語教師の資格も取って準備をしていたのです。10月からヤンゴンというと、4ヶ月くらい準備期間があるのはありがたいことでしょう。

でもいざ現実となると、なかなか心が落ち着かないものです。やっと今のつくばでの暮らしにも根が生えてきたところですし、私自身、昨年来の体調不良がやっと改善してきたところで、まだ元気いっぱいというわけではありません。
若いころはいろいろな国に行き、途上国に行くことも経験として前向きに取り組めたものですが、不惑の40ともなると、だんだんと気持ちは保守的になってゆくもの。しかも、主人の会社は日本企業ではないし、子供連れでインフラが不安定な国で生活そのものをするとなると、なぜかとても気楽ではおれません。せめてあと5歳若かったら、もう少し違っていたか・・・なんていっても仕方がありませんが。

そこで、準備の記録がてら、自分の気持ちを励ますためにも、これからの悲喜交々をここに書いていきたいと思います。

各種手続きや住まいのこと、娘の教育などやることはたくさんありますが、より一番気がかりは娘の学校です。現地の公立学校か、日本人学校か、インターナショナルスクールが選択肢になりますが、今までなんとなく調べていたヤンゴンで人気のインターナショナルスクール、改めてよく調べてみると、なかなかの伝統校のようです。1952年創立のミャンマー老舗の米国系インターで、インターナショナル・バカロレアをはじめ各種欧米の学校資格を取得。大学入学資格まであるIBディプロマまであるので、12年生を卒業後は、イェール、MITなどなど・・・主に米国の有名大学に進学する生徒も一定数はいるのだとか。

現状では娘の年齢にあたる1年生は一杯でウェイティングリストに登録しなければなりません。たとえウェイティングに載せても、いざ空きが出来た場合には学校側の判断でふさわしい子供が選抜されるということで、待っていれば順番がまわってくるわけではありません。とりあえず、その登録だけでもしようということになりましたが・・・。これがなかなか大変なのです。推薦書や過去の成績表、健康診断、予防接種の記録といった一般的な書類(もちろんすべて英語版)に加え、国際的な能力試験の証明書など、すぐに誰でも準備できるわけではないものまで準備したうえで、登録のためのIDを取得し、すべてオンラインで手続きしていきます。オンライン上でも、親の収入や学歴、語学力の証明など含めた長ーいフォームに記入しなければなりません。主人は私よりはこの手の英語の手続きに慣れていますが、とりあえず登録、という気軽なことはできず、目下必要な書類の準備に勤しむことになりました。

いまの家は貸し出すべきか、犬は連れて行けるか。。。なんだかこれから大変そう・・・と気落ちしているとき、ちょううどBSでブラジル移民のドキュメンタリーを見ました。かつての至難を極めた開拓時代と紆余曲折を経て、今は自分たちの反省と感謝をこめてアマゾンの緑化のためにアグロフォレストリーという農業の普及に貢献している年配の方々。スケールの大きな話を聞いて、私も頑張らねばと思うのでした。



すっかりご無沙汰していたヴァイオリンですが、久しぶりに練習をしてみたら、案の定ひどい筋肉痛になってしまいました。ヴァイオリンは日常生活で使わない筋肉の使い方をするからか、下手で変な筋肉を使っているからか、久しぶりに弾くとひどく疲れるのです。それでまた遠のいてしまうのを繰り返していました。

今日は鎮痛や筋肉の炎症に良いアロマがあったことを思い出し、筋肉痛用のトリートメントオイルを作成しました。
練習後の疲れきった腕や肩、首、背中に塗ってみると・・・本当に不思議。1時間後には楽になっていました。

思った以上の即効性は、まるで湿布のようです。

レシピはおおよそですが;

(基材)
品質の劣化が少ない ホホバオイル 40ml
美容に良い ローズヒップオイル 20ml

(アロマオイル)各2滴くらい
筋肉の炎症を抑える ラヴェンダー、ユーカリ 
乳酸をとりのぞき回復を助ける レモングラス 
血液の循環を活性化する ローズマリー、スイートマジョラム
痛みを和らげる クラリセージ、ゼラニウム、イランイラン


最後にイランイランを加える前は湿布のような匂いになったので不思議。
効果はありそうだけれど、せっかくなのでイランイランも加えて香りも楽しめるようにしました。

こんなに効果があるのなら、今度娘の成長痛のときにも試してみたいです。

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バラのアロマオイルの中でも最高峰といわれるローズオットーの原料となるカザンリク。
昨年入手した苗が待ちに待った花をつけました。

強香というわけでもないのですが、軽やかで繊細、かつ高貴な感じの香りが咲き始めによく香ります。
そしてこのカザンリク、若々しい黄緑色の葉のほうも、軽くこするといい香りがするのです。

ローズオットー産地のブルガリアでは、このバラがたくさん植えられたバラの谷とよばれるところで
ローズのアロマオイルのために朝一番の花が摘まれるそうです。
谷一面この香りというのはどんなものでしょう。香りは体験しないと想像するのは難しいものです。

我が家の咲き終わった花はポプリにして、大切に長く楽しみたいと思います。


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我が家の庭のバラで一番好きなピエール・ド・ロンサールも咲き始めました。
香りは控えめですが、玄関の柱につるをまきつけて、よく目に触れる位置にあるためか、あまり虫や病気に悩まされることもなく、今年も元気で可憐です。

そしてアガパンサスもなかなかステキ。リビングに1本だけ飾りました。
繊細な花は外で見るよりも、部屋で眺めるほうが感動的かもしれません。

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ミャンマーでは女性や子供達が顔に泥のようなものを塗っています。タナカという伝統のスキンケアで、木の幹を丸い石のまな板の上で擦って作ります。

白檀に似た良い香りで、日焼け止めやデオドラント効果があるとも言われています。

毎日新鮮な擦りたてを使うため、タナカを擦る作業はミャンマー女性の毎朝の日課なのです。これはとてもエコなスキンケア。

以前、娘の幼稚園でミャンマー紹介をしたとき、みんなで実演して楽しんでもらいました。

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でもこの作業、なかなか大変です。今はタナカを利用したコスメもいろいろと発売されていると聞いたので、先週、主人がミャンマーに行ったお土産に既製品を頼みました。

それが、下の写真のようなクリーム容器のようなものに入ったものです。クリームというには硬いのですが、粉を固めたような状態なので水に溶いて使います。

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このタナカは、日本語や英語でなんという名前の木なのか今一はっきりしないのですが、香りは白檀、サンダルウッドといったところです。なかなかいい香りなので、首や手首に薄くつけるだけでもアロマ効果も期待できそうです。

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温かくなったと思ったら、もう蚊が飛んでいるのを目撃。さっそくアロマオイルで虫除けスプレーを作りました。

使ったのはラベンダー、シトロネラ、ティートリー、ゼラニウム、ユーカリ、パチュリ、無水エタノール、精製水です。

自宅用にたくさん作りましたが、ちょうど甥っ子の誕生日プレゼントを送るついでに、妹宅用にも虫除けスプレーをつくりました(写真右)。こちらはプレゼント用にオリジナルデザインのラベルも作って貼っています。

ついでにラベンダーとイランイランのアロマオイル配合のリネンウォーターも作りました(写真左)。

イランイランはプルメリアにも似たとてもアジアンな深い香りで、最近わりとはまっています。アイロンの際にスプレーしたり、寝室のリネン類にスプレーすると落ち着いて良く眠れます。

娘は本が大好きなので、寝る前に本を読んでとせがまれます。
本で釣ると、着替えも歯磨きもさっさと済ませます。
でもだいたい1冊ではおわらないし、同じ本を何回も読んでと言われたり、ベッドの部屋に絵本がたまったり・・・

面倒になった私は昨年から1冊に365のお話入った分厚い本を寝る前用に決めました。
この手の本、最近増えていて、本屋さんでも数ある中から選ぶのは大変でした。たいがい世界と日本の有名なお話は網羅されています。

そこで「マッチ売りの少女」のページを読み比べてみました。ポイントは、やはり読みやすいことと聞きやすいこと、そして感情移入できる描き方をしていることでした。同じお話でも、出版社によりこんなにも違うものかと改めて驚かされました。

結局私がえらんだのは「考える力を育てるお話 366 」(PHP研究所)という本です。一話1ページ、だいたい5分で読み終わります。世界と日本の童話に加え、自然科学や豆知識のようなお話も入っていて、実は娘は人体のしくみや、雲の出来方などの話のページが大好きです。

今のところ日付順ではなく、娘が絵を見て「今日はここ読んで!」と選んだページを読んであげています。
このスタイルでの寝る前読書がとても気に入ったので、今度は英語版を探していました。

とはいえ、近所の本屋で英語版のこの手の本は置いてなく、中身を確認できずにネットで買うことはできないので、しばらく探すことになりました。結局、東京の丸善本店の洋書コーナーで複数を比較することができ、選んだのは「Richard Scarry's Best Storybook Ever! 」(Golden Books )という本です。

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複数ページずつの様々なお話や、テーマごとに絵とものの名前を書いたpicture bookのようなページなど、82項目の内容があります。Richard Scarryの絵本は人気だそうで、そのシリーズの話が82も入っているというのはとってもお買い得なのではないでしょうか。絵が本当にかわいくてすてきで、娘も大のお気に入り。私が読んであげるのに難しすぎない英語という点でとても重宝しています。

というわけで、今は寝る前に、日本語の上記の本1ページと、英語の上記の本数ページを読んでいて、
ちょうどいい満足感で寝てくれています。

つくば市の小さなインターナショナルスクールに通う5歳の娘は、先週キンダーを修了し、来週からは1st graderに上がります。年齢的には日本でいうところの年長さんです。昨年のPreKから通った2年間の感想について書きたいと思います。

まずこのインターを選んだ理由ですが、我が家の場合、将来ミャンマーか他の国に転勤の可能性が高いので、英語に慣れることが一番の目的でした。つくば市内にはいくつかの私立のキンダーがありますが、他校では日本人の先生もいるので、子供はどうしても日本語をたよって生活してしまいます。自分の経験からしても、語学はその言語を使わなければならない環境に放り投げられることが大切ですし、小さいうちほどその効果は大きいです。校内は英語のみという方針を徹底していることと、そのために外国人生徒の割合が高いことが娘の学校の特徴でした。校長先生の自宅を増改築したとてもプライベートで手作り感いっぱいな学校ですので、運営や事務の面は目をつぶることも多々あることは否めませんし、担任の先生次第な面も大きいですが、私は本当に良かったと思えることばかり印象に残ります。

なんと言っても、娘にとって英語が自然な選択肢となったこと。相手が英語で話せば、英語で返すことが自然になりました。この1年の担任の先生は明るく楽しいアメリカ人の女性の方でしたが、子供の心をつかむのが上手で、アイディアいっぱい、子供達の成長は目を見張るものでした。16人のクラスメートのうち、ほとんどが外国人なので、娘が好きな子とは英語じゃないと遊べないという状況です。もちろん、英語が苦手な子もいて、そういう子達で固まっていたりもしますし、外国人でも日本語が堪能な子も多いので、選択肢はあります(校内では日本語を使わないように言われますが)。

そして毎月クラスメートそれぞれの国にターゲットを置いた学習があり、子供達が世界の様々な人や価値観に触れることができました。親も参加して国の文化を紹介したり、食べ物をみんなで作ったりする機会もあるので、親同士の交流にもなります。各家庭さまざまな国や文化的背景、考え方があり、子供の教育には皆さん力が入るので、学校でのイベントは、身近に、そして現実的に多様性を学ぶ良い経験にもなるのです。

実は、自分から積極的に関われば、何より親自身の日常英会話力の向上も図れます。私自身、仕事で少しは使えるようになった英語でしたが、毎日の担任の先生との会話のおかげで、英語が自然に出てくるようになりました。しかしこれも子供と同様に、自分次第です。様々な国の人が集まれば、考え方も様々です。良くも悪くも裏表なく意見をいう人が多いので、そこに関わり、理解しあうためには積極性が欠かせません。そしてこのことは、国際的な仕事をする際のコミュニケーション力の根幹にほかなりません(自分の反省をこめて・・・)。それを小さいうちから身をもって学ぶことが、英語を学ぶ事以上に大切なことであり、このような学校に通う一番のメリットではないかと思うのです。

娘はもともと人とコミュニケーションを図ることが大好きな性格なので、英語に拘わらず何でも楽しんで吸収しているようです。そして、親同士もオープンでざっくばらんな人が多いので、毎週誰かの家に親子で集まります。我が家としては、子供の環境としては考えていた以上に充実した2年間だったといえます。来週からまた新しい1年。しばらくはこのまま娘の成長を見守りたいと思います。

おしゃべり大好きな5歳の娘は最近ちょっとおもしろいことを言います。

今日は春の嵐で、夕方から大雨、強風に加えて雷まで鳴っていました。
雷さまにおへそをとられちゃうという話を思い出した娘は
必死でおへそを隠しながら、私にも「ママ、おへそ隠さないととられちゃうよ!」
と促してくれます。「ママも隠してるよ」と微笑ましい会話をしていると、
急に娘が真顔でいうのです。

「で、カミナリがおへそをとるのは何のため?」

「何のため・・・?」
思わず悩んでしまいました。

子供はよくなんで?なんで?というと思われています。

なんで?と聞いてくれたら「カミナリさまはおへそが好きだから!」
とかなんとか答えたかもしれません。
でも「それは何のため?」の答えにはちょっと・・・・。
娘は時々変化球を投げてきます。
もしかしたら、思考言語が日本的じゃないのかもしれません。

「カミナリはおへそを食べると元気になるから」と答えてみましたが・・・。

後で母にその話をすると
『「何のため?」は難題だね』とのこと。

ほんと、子供って面白いです。

とあるニュース記事から「ハーバードを出たのに主婦をしている女性」のブログ=harvardhomemaker.comに出会いました。

「Living & Loving the Domestic Life」というサブタイトルのとおり、心理学の専門を活かした(?)日々を楽しくする育児や生活の工夫がたくさん書かれていて、とても面白いのです。

書いているのはアクティブで様々な才能に恵まれた女性ですが、4人の子育ては、本当に大変なことでしょう。でも実用的なことばかりでなく、いかに子供をポジティブに導き、大切なことを忘れずに家族の暮らしを楽しむかが書かれています。

しかも、日本でよく見かけるハウスキーピング術とちがって、ある意味アバウトでポイントを押さえればOK!な姿勢に癒されます。片付けも、できない家族に不満がでるような方法ではなく、親子楽しく一緒に生活術ばかりか人間力までもが身につけられるような視点が多いのです。体裁の整った生活するためではなくて、大切なことに時間をかけるために無駄な手間暇は省きましょうということなのだと思います。

ハーバードを出ているのに「専業主婦」であることに対する異論の声に対しては、自分と家族にとって正しいと感じる道を選ぶことの重要性や、人生のステージに合わせて働き方や生き方を柔軟に考える自分を評価する姿勢に共感します。

私自身も、いったんは博士号を活かした仕事につきながら専業主婦になったことに対し、本当にそれで良いのかという思いが全くないわけではありませんが、主婦になった理由は彼女と同じものでした。でも人からその部分を突かれると、どうも申し訳ない気持ちになるのです。退職の際には周囲からは私の価値観が理解してもらえなかったり、昔の上司の方から再びお誘いをいただいた時は、辞退したあともしばらく夢に出てきましたし。。。。

このブログでは、彼女の歴史をすべてをポジティブに活かして考え、主婦業やママ業をも専門化するくらいの勢いに、とてもエネルギーをもらいます。知恵というものはどんな分野であっても活かすことができるのですよね。子供達にとっては、こんなママがいる家庭は最高でしょう。

英語のサイトですが、写真やグラフィックもアクティブで工夫されているので、タイトルと写真を見るだけでも楽しめます。もちろん、生き生きとした文は追いかけるのも楽しく、英語の勉強にも役立ちます!

世界的なバイオリン奏者の五嶋みどりさんが、昨年はミャンマーで子供達にバイオリンと触れ合うイベントを行ったこそうです。
http://www.gotomidori.com/japan/year_in_pics13.html

少女時代からの不屈のエピソードがアメリカの教科書にも載った天才バイオリニストとして有名な方ですが、自身のみどり教育財団などの活動を通して、世界の子供達に音楽を通じた教育を提供する活動でも有名です。

五嶋みどりさんのの音色はピュアなのに逞しくて哲学的で、私にとっては、学生時代に大学オケでバイオリンを始めたときからの憧れの方でした。特に低い音色の深さが好きで、とくに悩み事や考え事があるときに、みどりさんの音楽に耳を傾けることが多かったのです。

昨年私はメニエール病のせいで低い音の聴力が落ちてしまったのですが、五嶋みどりさんの生演奏を聞いていないことがとても心残りでした。アメリカに拠点をおき、演奏やチャリティ活動で世界を飛び回っているみどりさんは、日本での一般向けコンサートは多くはありません。昨年は、8月に岩手でのコンサートが唯一と知り、遠くはありましたが念願の生演奏を聞きに行くことができました。

とても小柄な体から溢れる優しくも力強い音楽に、久しぶりに心が動かされ、時がたつのを忘れて聞き入りました。私にとっての個人的な歴史が、彼女の音楽を聞いてきた日々の思い出と交わり、熱いものが込み上げたのでした。

音楽には本当に不思議な力があると思います。ミャンマーではまだ一般人がバイオリンのような西洋音楽や楽器と直接触れ合う機会は限られていますから、みどりさんの活動は、子供達に大きなインパクトを与えたことでしょう。

みどりさんがどれほど有名な演奏家であるのかを知らなくても、音楽のジャンルや国境を越えて、心のある生の音楽との出会いは、子供たちに感動の芽を開かせることになっただろうと思います。

そして、みどりさんのように、自分のもてる力を世界のために社会のために貢献している人を見ると、では自分には何ができるのだろうと考えさせられます。

そして、つい先日、五嶋みどりさんがソリストとして参加した「パウル・ヒンデミット作品集」が
第56回グラミー賞 最優秀クラシック・コンペンディアム賞を受賞しました!

歳を重ねるごとに人としての内面からの美しさが増してゆくみどりさんに、これからも目が離せません。

ミャンマーに行く人に、喜ばれるお土産について聞かれることがあります。

相手の方の年齢層にもよりますが、我が家でいつも用意するのは
日本の着物の模様がプリントされた生地(日暮里の生地屋さんで購入)と
○ルボンやミスター○トウなどの箱入りクッキーです。
値段にして100円前後ですが、おいしくてたくさん入っているし、
箱入りというのは便利です。
ミャンマー人はお茶の時間が多いし、お寺に寄進したり近隣の子供達に分けたりするので
量が多いのはとても喜ばれますよ。
日本のキャンディーやクッキーはミャンマーの高級スーパーなどで
と〜ってもお高い値段で売られていて驚きます。

反対に人気なかったものは、あんこ系のお菓子、過剰包装なクッキーなど。。。
服も廉価なものが現地で売っているし、好みも違うので難しいですね。
財布なども、サイズがぜんぜん違うのでNGです。ミャンマーでは札束が多くなるので
財布はカバンサイズだったりします。

以下、体験した成功例です:

●大人の男性向け
やはり電子機器が喜ばれます。
カメラやUSBメモリなど、日本のメーカーのものは人気ですし、
時計や電気炊飯器をリクエストされたこともありました。
薄毛対策の男性化粧品なども日本製が大人気です。

●家族向け
自動泡石けん(?)。センサーで泡石けんが出てくるのは便利だし、
日本っぽいハイテク感を生活にとりいれられるということで
魅力みたいです。値段も1500円くらいだったでしょうか。

●子供向け
子供には100均の文具セットや、多色サインペンのセットなんかも喜ばれます。
(36色をあげたら、3本ずつ近所の子供に配っていておどろきました。。。)
飴やチョコレートも王道です。

●女性向け
圧倒的に日本製の基礎化粧品の類が人気です。口紅のような色のあるものは、
向こうの人が好む派手な色が日本にないため難しいですが、
喜ばれるのは美白化粧水や洗顔石鹸、シャンプー、リンスなどです。
とくに日本語の書かれているもの。「潤い」とか「しっとり」とか、平仮名があると
中国製との見分けができて人気みたいです。

服は難しいですが、「最近日本で人気のユニクロよ」といってUVの白いカーディガンや
ストールなんかをあげたらとても喜ばれました。
仏教精神の強い人は黒を嫌がりますし、白なら何にでも合うのでいいみたいです。

●日本に来たミャンマー人がお土産に買っていた物
・百均の帽子を30個、
・鎌倉大仏のミニチュアを50個

帰国してからたくさんの人に配るのでしょうね・・・

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偶然テレビで知って以来、我が家のお気に入りになったイタリアの童謡があります。
イタリアでは子供の頃に誰もが聞いて育った有名な童謡らしいのですが、
なかなか奥深い歌詞と楽しいメロディーに、とてもイタリアらしさがあります。
定冠詞と不定冠詞の使い分けのあたりも、意味深いものがありますね。

うちの娘もあっという間に歌詞を覚えてしまい、毎日歌うようになりました。
歌の力、イタリア語の魅力を改めて感じてしまいました。




Ci vuole un fioreより抜粋

Gianni Rodari
作詞 parola Sergio Endrigo, Luis Enriquez Bacalov
作曲 musica Gianni Rodari
(1974年)

Per fare un tavolo ci vuole il legno
Per fare il legno ci vuole l'albero
Per fare l'albero ci vuole il seme
Per fare il seme ci vuole il frutto
Per fare il frutto ci vuole il fiore
Ci vuole un fiore, ci vuole un fiore
Per fare un tavolo ci vuole un fiore

花は必要

テーブルを作るためには 材木が必要
材木を作るには 木が必要
木のためには 種が必要
種のためには 実が必要
実のためには 花が必要
花は必要 花は必要
テーブルを作るためには 花が必要


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